日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース


本田が帰国会見「自分の特徴は攻撃」

帰国した本田はサンダル姿のラフな格好で、左足から会見場へ入る
帰国した本田はサンダル姿のラフな格好で、左足から会見場へ入る

 オレは、強気で行く。サッカーW杯日本代表MF本田圭佑(23=CSKAモスクワ)が16日、世界舞台での「攻撃集中」を宣言した。ロシアリーグの序盤戦を終えて帰国早々、成田空港内で記者会見を開き、守備重視の戦術で臨む岡田監督の方針に「自分の特長は攻撃。守備をしたくない」とタンカを切った。W杯4強の目標設定も「優勝」に格上げ。もちろん守備の重要性は理解したうえで、21日の代表集合を前に世界で勝ち抜く意気込みを示した。

 世界を相手に戦う前から、腰が引けていては話にならない。本田流の岡田監督や代表メンバーにあてたメッセージだった。成田空港到着から約30分後に行われた会見の席上だった。21日からの代表合宿へ「いい準備をしていきたい」と落ち着き払ってコメントしていたが、岡田監督が守備面での成長ぶりを評価しているという話を振られると、様子が一変した。目をカッと見開き、一気に思いをぶちまけた。

 本田 守備をするために、試合に出ているわけではない。自分の特長は攻撃。それを出すために、試合に出ている。できれば、守備はしたくないですね。

 岡田ジャパンの基本戦略に欠かせないのが、攻守両面でのハードワーク。ボールを奪われたときに、前線の攻撃的な選手も積極的にプレスを仕掛けて、相手の攻撃を遅らせなければならない。MF中村俊輔(現横浜)の控えとして、岡田ジャパンに招集されはじめたころから「もっと守備をしなければ使えない」と言われてきただけに、意を決した大胆発言だった。

 オランダVVVから今季、ロシアリーグのCSKAモスクワへ移籍した。体格、パワー、技術を兼ね備えた屈強な男たちを相手に、積極的な「勝負」で主力の座を勝ち取った自負がある。一方で欧州チャンピオンズリーグでは弾丸FKを決めて世界の注目を浴びたが、強豪インテルの前になすすべなく敗れ去った悔しさは身に染みた。大胆発言の裏には「攻め込まれることは当然ある。僕が言うのは攻守のバランス。高い位置でボールを保持できれば、少ないチャンスを生かせる」という考えがある。相手を過大評価して、守備偏重になっては、得点は奪えない。勝つためには、攻撃に打って出るしかない。その思いの表れだった。

 4月7日の親善試合セルビア戦(長居)で3失点の完封負けを喫した岡田ジャパン。沈みがちな雰囲気を一掃し、チーム全体の闘争心を高めるためにも、自分自身が歯に衣(きぬ)着せぬ言動で嫌われ役を演じてもいいと覚悟している。本田は言う。「(W杯4強を)実現しようとするかどうかが大事。ベスト4ではなく、優勝を目指していいと思う」。帰国早々の本田節さく裂。若きエースが、戦う集団に変える。【山下健二郎】

 [2010年5月17日9時46分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。



キーワード:

本田圭佑

ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです