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Ｗ杯メンバーに選出され、会見に臨むＦＷ岡崎

　絶対にＷ杯でゴールを決めてみせる。静岡市内のホテルで行われた会見に出席した清水ＦＷ岡崎慎司（２４）は、鋭いまなざしで言い放った。

　岡崎　ひるまず、恐れず、自分のすべてをＷ杯のピッチで表現して、１００％以上の力を出して世界に日本のサッカーを見せたい。

　「ベスト４」というチームの目標達成に向けエースとしての役割は、はっきりしている。「ゴールに向かう姿勢、去年の代表戦の決定力を評価されたと思う」と、選出の理由を自ら分析。「（Ｗ杯では）３点は取りたい。ダイビングヘッドは譲れない。走り回ることも大事だけど、最終的にはゴールを決めることが大事」と、言葉に迷いはなかった。

　０８年１０月の代表デビューから１０年４月まで日本代表で２５試合で１６得点を量産。選出は確実視されていたが「直前はもしかしたらって少しだけ不安にもなったけど、緊張はなかった。ほっとはしましたけどね」。日本代表岡田監督の発表会見のテレビ中継を、夫人と長男刀也くんの家族３人で見つめ「岡崎」の名が読み上げられると、家族でハイタッチを交わしたという。

　５年前、清水エスパルスの門をたたいた高卒新人ＦＷが「サムライ・ストライカー」として南アフリカに乗り込む。【為田聡史】

　［2010年5月11日12時11分　紙面から］

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