日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース


岡田ジャパン「食卓改革で」4強進出だ

日本代表が宿泊する南アフリカ・ジョージのホテル内の食堂
日本代表が宿泊する南アフリカ・ジョージのホテル内の食堂

 日本代表の岡田武史監督(53)が「食卓改革」に乗り出す。W杯は1カ月以上の長丁場になるだけに、岡田監督は6日のスタッフ会議で、食事会場での雰囲気向上策を練るように、各コーチに指示していたことが分かった。個性を重視したジーコジャパンと違って、10日発表のメンバー選考でもチームの和を重要視し、一枚岩となって4強へ突き進む。

 メンバー選考前の大事なスタッフ会議で、岡田監督が意表を突く提案をしていた。「食事会場での雰囲気を何とかしたい。4年前はあまりよくなかったと聞くし、今のままでは、W杯は厳しい。もっと一体感が出るような雰囲気をつくれないか? みんな意見があれば言ってくれ」。指揮官の突拍子もない話に、しばらく沈黙が流れた。その場でアイデアはあまり出ず、岡田監督は「次集まるまで、考えをまとめてきてくれ」と、各スタッフに宿題を出した。

 個性重視のジーコ体制で臨んだドイツ大会では、食事会場での制限を設けなかった。夕食は全員で取っていたが、朝食は自由で昼食も日によって自由の日があった。しかも4人、6人、8人など、テーブルの配置もバラバラ。自然と3グループに分かれた。中田英寿グループ、小野、福西らの中田英と距離を置くグループ、中村、遠藤らの中立グループが、それぞれのテーブルで淡々と食事を済ませていた。

 食事会場の雰囲気が影響してか、「世界を驚かせる」と意気込んだジーコジャパンは、あっさりと1次リーグ敗退した。岡田監督は、当時を経験している協会スタッフから、このほど4年前の報告を受けた。現体制でも、テーブルはバラバラで、選手はそれぞれ気の合う仲間と食事をしているが、改善策を模索することを決意した。

 4年前を経験しているMF中村俊は「イタリア代表は、全員が一斉に食事を取ると聞いた。先に食べ終わった人も、まだ食べている人を待って誰も席を立たない。それを聞くと、強いチームはそういうところもちゃんとしているし、やはり食事は大事だなと思う。思えば、ドイツの時は、誰と食事していいか分からなかったし、明らかにグループも分かれていて、そういう雰囲気の中でリラックスできなかった記憶がある」と振り返る。

 スイス合宿を含め、1カ月以上も寝食を共にするだけに、当然ストレスがたまることもある。改善策として、大きな円卓を、10日発表される23人が囲むことなどが考えられる。試合前に円陣を組むように、毎食全員で円陣を組めば、結束力は高まるはず。たかが食事、されど食事。食卓改革は、4強達成へのキーワードになるかもしれない。【盧載鎭】

 [2010年5月10日8時56分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。



キーワード:

日本

ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです