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岡田監督帰国、カメルーン攻略ひらめいた

フランクフルトから笑顔で帰国した日本代表の岡田監督(撮影・宮川勝也)
フランクフルトから笑顔で帰国した日本代表の岡田監督(撮影・宮川勝也)

 日本代表の岡田武史監督(53)が27日、大きな手土産を持って欧州視察から帰国した。親交の深いアーセナルのベンゲル監督(60)から、W杯南アフリカ大会初戦の相手・カメルーンのルグエン監督(46)の情報を仕入れた。岡田監督は、現実主義の敵将が、日本の弱点を突く戦術を取る可能性があると予想。5月21日からの直前合宿で、カウンター対処法を練り、相手を策におぼれさせる。

 収穫の大きさは、表情から見て取れた。10時間以上のフライトにも、岡田監督には余裕があった。

 岡田監督は「ベンゲルに、ルグエンは現実主義か理想主義かと聞いたら、現実主義で現実的なやり方じゃないかと答えた。何かしらのヒントにはなったよ」と語る。

 岡田監督の持論が続いた。「自分を貫くのが理想主義で、現実主義は相手に合わせる」といい、珍しく日本の弱点を認めた上で、冗談まで飛ばし、にっこり笑った。

 岡田監督はさらに「日本の弱点を突こうとするかも。本来カメルーンはつなぐサッカーをやるけれど、日本に対してはどんどん蹴ってカウンターを狙うとか。相手を知ることがプラスになるか、マイナスになるか分からないから、惑わされないようにやるよ。対策? そうだね。選手にたくさん食べさせて背を伸ばして…」と語った。

 また、岡田監督は「カウンター対策は、それなりにね」と手短に答えたが、緻密(ちみつ)な岡田監督の性格上、弱点を見過ごしたままW杯には挑まないはず。5月21日から始まるW杯メンバーによる直前合宿から繰り返し、確認するとみられる。さらに相手の策を逆手にとって、カウンターの守備から逆カウンターを仕掛けることができれば、大きなチャンスになる。

 12日間の欧州行脚で、松井、本田の試合を視察し、出番のなかった長谷部とは電話で話した。「3人とも元気でコンディションも良さそうだったので安心した」。さらに欧州CL準決勝2試合を観戦し「生で見られたのはよかった」と満足。親交のある名将たちとも食事をしたが、最も有意義だったのは22日のベンゲル監督との夕食会だった。ベンゲルは、テレビ関連の仕事で本大会直前に、日本が合宿するジョージに訪れるという。さらに大きなお土産があると思われ、岡田ジャパンにとっては、頼もしい援軍になる。【盧載鎭】

 [2010年4月28日9時22分 紙面から]


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