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緊急トップ会談、W杯まで岡ちゃん続投

 日本代表は、南アフリカW杯でどんな戦いができるのだろうか。日本協会の犬飼基昭会長は15日、東京・本郷のJFAハウスへ日本代表の岡田武史監督(53)を呼び出し、W杯まで続投させる方針を確認した。ファンを落胆させる戦いは注意したものの「心配せず、伸び伸び堂々やってほしい」と激励した。本番まで残り4カ月と短いため、リスクを避けるための消極策でしかない。代表チームに漂う停滞ムードは、そう簡単に吹き飛びそうもない。

 試合翌日の「呼び出し」は、叱咤(しった)激励だった。犬飼会長は、都内のホテルに宿泊していた岡田監督をJFAハウスへ呼び、原博実技術委員長を交えて、約40分間会談した。東アジア選手権での3位という結果とともに、覇気が足りない試合内容については「代表はどんな時でも国民、ファンをがっかりさせるパフォーマンスを見せてはいけない」と注文をつけた。ただ、その後に激励も付け加えた。

 メディアやファンの間で監督交代を望む声が高まっているが「信じている。心配しないでいいから伸び伸び堂々やってほしい」と、W杯までの続投に太鼓判を押した。「3年かけて積み上げてきたのに、残り4カ月でゼロに戻すなんて考えられない」。協会に寄せられた約200件の電話、ファクスのうち、ほとんどが交代を望む声だったが、同会長は「たった200件? 2000件ぐらい来ているかと思った。ファンの思いは分かるけど、我々の目標は6月だから」と、雑音を封じた。

 ただ、具体的な改善策は出てこない。犬飼会長は「体作りから始めればね。もう少し時間がかかるみたい」。岡田監督は「パスを出して動かなかったり、サポートの動きがなかったりと基本的なことをやっていく」。原委員長は、会談の収穫を問われ「3人で話したことかな」。それぞれに、まったく説得力はなかった。

 岡田監督は「分かってもらえないかもしれないけど、ボクはクビになるのが怖くて何かを変えることはない。このやり方を変えるならば、ボクはやらないと思う」と、方針の継続を明言した。ただ、戦い方だけでなく、代表チームに漂う停滞ムードも大きな問題。監督交代やコーチ人事だけが策ではないが、何らかの方策を講じる必要はある。

 次戦3月3日のバーレーン戦(アジア杯予選)に向け、この日に5人の海外組にレターを出した。犬飼会長は「監督は長谷部はレギュラーだし…と言っていたけど、遠慮するなと言っておいたよ」。海外組の合流だけが、いちるの望みになってしまったようだ。【飯島智則】

 [2010年2月16日8時26分 紙面から]


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