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カメルーンDF穴だらけ!勝てるぞ日本

 「不屈のライオン」はスキだらけだった。アフリカ選手権準々決勝が25日(日本時間26日)アンゴラ・ベンゲラなどで行われ、6月14日のW杯初戦で日本と対戦するカメルーンが、エジプトに延長戦で1-3と敗れた。不用意なバックパスから勝ち越し点を許すなどDFラインが崩壊した。ビデオ分析した日刊スポーツ評論家の宮沢ミシェル氏は「個に頼るあまり、組織で守れていない」と指摘。今大会4試合で8失点を喫したカメルーン守備陣の弱点を具体的に挙げた。

 カメルーンがFIFAランク中位のエジプト(24位、カメルーン11位、日本43位)に弱点をさらした。宮沢氏は、 (1) ミスが多く中盤でボールを失う (2) 揺さぶりに弱い (3) 裏のボールに弱い、という3つのポイントを挙げ「組織的な守りができていない」と話した。

 ◆前半37分。クリアボールを拾われ、ロングシュートをたたき込まれた。ポジショニングが悪く、攻守の切り替えの遅さが失点につながった。ボランチのA・ソング、マンジェクが対応すべきだが、後方に引いていたため、フリーでシュートを打たせてしまった。

 宮沢氏 個で何とかしようという場面が目立った。中盤で前へ行こうとドリブルしてカットされる。中盤にスペースがドカンと空いているから、そこからピンチに陥っていた。加えて全体的なポジショニングのバランスが悪すぎる。

 ◆延長前半1分。こぼれ球を拾ったDFジェレミがゴール方向に戻った体の向きのまま、GKカメニへバックパスしたところを狙われた。緩慢なプレーに加えて、周囲のサポートのなさも露呈してしまった。

 宮沢氏 カメルーンDFラインの特徴として、不用意なプレーが多く、ミスを犯しやすい。これは選手を代えないと変わらない。1試合に1回は必ず犯してしまうもの。この試合では、このバックパスが致命的なミスとなってしまった。

 ◆延長後半6分。自陣へのロングボールに背走したDFシェジュが、ボールの処理にもたつき、後方からきたエジプトFWナグイにボールを奪われてピンチを招いた。センターバックの緩慢さは、1試合を通して改善されなかった。

 宮沢氏 裏に出てくるパスに対応できず、バタつく場面も目についた。組織的な守備ができておらず、揺さぶりにも弱かった。相手に横パスを入れられて、流動的にポジションを変えられながら、2列目に縦に飛び出されると対応が遅い。マークがずれやすく、エジプトにそこを突かれていた。日本もコンビネーションで翻弄(ほんろう)する動きができれば、得点はいけるだろう。中盤でボールをつないで、スピードある玉田、岡崎のような選手を生かしていきたい。カメルーンは十分に組み合える相手だ。付け入るスキはある。【取材、構成=佐藤隆志】

 [2010年1月27日8時55分 紙面から]


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