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岡ちゃん抜きでE組監督3人記念撮影

抽選会場の大画面には全グループが映し出された(AP)
抽選会場の大画面には全グループが映し出された(AP)

 【ケープタウン(南アフリカ)4日(日本時間5日)=井上真】10年W杯南アフリカ大会の1次リーグ組み合わせ抽選が行われ、4大会連続出場の日本はオランダ、カメルーン、デンマークとともにE組に入った。3カ国はいずれも、国際サッカー連盟(FIFA)ランクでは43位の日本より上位。4強入りを目指す日本にとっては、厳しい組み合わせとなった。しかも、抽選後恒例の同組監督同士の記念撮影は、岡田武史監督(53)抜きで行われ、日本はあぶれた格好に。それでも同監督は「波乱を起こす」と1次リーグ突破に自信を見せた。

 日本の置かれた立場を象徴するシーンだった。抽選会終了後、取材を受け終えたオランダのファンマルバイク、カメルーンのルグエン、デンマークのオルセンの3監督がそろって、にこやかに記念撮影に応じる。1人足りないことを気にするそぶりは全くない。日本の存在を忘れたかのような雰囲気だった。

 一足早く、会見場を後にしていた岡田監督は、恒例の記念撮影に参加しなかったことに「そういう説明は聞いていない」と話した。意図的に避けたのかどうかは不明だが、ライバル監督とその国に向けて、「世界を驚かす」という先制パンチを浴びせる機会を逸してしまったのは確かだ。

 それほど、厳しい組に入った。FIFAランクはオランダ3位、カメルーン11位、デンマーク26位。43位の日本よりすべて上位だ。デンマークは、ポルトガルやスウェーデンといった強豪国と一緒になった欧州予選を1位で通過。過去3戦2勝のカメルーンにしても実力的には日本より上だ。オランダ、デンマークには高さがあり、カメルーンは身体能力が高い。3カ国ともフィジカルが強く、日本が苦手とするタイプのチームと言っていい。

 しかし、岡田監督は確信をこめて、1次リーグ突破を宣言した。「我々より相手の力はどこもちょっとだけ上だが、十分対応できる範囲」と言及。3カ国の監督が「オランダが1位通過」と口をそろえたことには、「僕はそうは思わない。今回の大会は波乱が起きそうな気がする。日本も何とかしてその波乱を起こすようやっていきたい」と反論した。

 オランダとの同組には予感めいたものがあったという。「(抽選でE組決定直前に)同組に入ると思った。犬飼会長にそう言っていたら本当になり、びっくりした」。抽選日の前日には、各国代表監督らがそろった夕食会でファンマルバイク監督と談笑。「ファンペルシーのケガはどうとか、その程度の話。前回の試合のことも話した。ただ、オランダは日本のことを嫌がっている感じがした」と、自信をのぞかせた。

 今後へのスケジュールも次々と決めた。来年5月下旬にキリン杯で壮行試合を行い、スイスの標高1800メートルの直前キャンプ地で高地順化。約1500メートルのブルームフォンテーン、ルステンブルク対策に入る。イングランドを含めたシード国と2試合、直前合宿で戦い、南アフリカでの拠点、ジョージでも出場国と強化マッチを行う手はずを整えている。

 初戦(6月14日)のカメルーン戦は、1次リーグ突破へ4強へ、落とせない一戦になる。岡田監督は「ものすごくという言い方ではないが、カメルーン戦は大事。初戦なのでそこで勝ち点を取らないといけない」と必勝を宣言した。同組から見下ろされた中で、岡田ジャパンの非常に厳しい戦いが始まった。

 [2009年12月6日8時29分 紙面から]


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