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岡田日本「W杯4強」への0封/親善試合

引き分けに終わり、今野(右)に怒りをあらわにする闘莉王
引き分けに終わり、今野(右)に怒りをあらわにする闘莉王

<国際親善試合:日本0-0南アフリカ>◇14日◇南アフリカ・ポートエリザベス

 日本が、苦手のフィジカル系相手を完封した。高い身体能力を中心にカウンターを仕掛ける相手にことごとく失点してきた4バックが、アウェーで南アフリカを完封した。負傷で出遅れた闘莉王(28)と中沢佑二(31)のセンターバック・コンビが、身体能力の高いFWマッカーシーにチャンスを与えず、裏を取られる場面もほとんどなかった。W杯本大会のピッチで自信をつけた4バックが、世界4強の原動力となる。

 日本のツインタワーが、勝負の地で不安を吹っ飛ばした。慣れないピッチ、時差ぼけ、調整不足をものともせず、闘莉王と中沢が安定した守備でホスト国を0点に抑えた。疲労が蓄積されている中村俊がスタメンから外れ、中村憲が辞退するなど、戦い慣れたメンバーではなかったが、動揺もなかった。

 普段はあまり選手を褒めない岡田監督は試合後「守備に関してはDFラインが非常に安定してきた。全体のプレスが利けば、もっとよかった。疲れている中でよく戦った」と、素直に褒めた。辛口の犬飼会長も「オランダ戦から守備は修正できた」と評価した。

 高い身体能力で攻めてくる相手、カウンターを仕掛ける相手に苦戦してきた。W杯アジア予選ではバーレーンの速攻に苦しみ、9月のオランダ遠征ではカウンター気味のオランダに完敗し、高いフィジカルを前面に出してきたガーナに3失点した。岡田監督は不安定な守備ラインを改善するため、10月には清水DF岩下を初招集するなどで、レギュラー2人を刺激した。

 この日の完封で自信を取り戻した闘莉王と中沢は試合後、喜ぶ様子もなく、淡々とロッカールームに戻った。中沢は「あれだけ前から追いかけてくれると、非常に助かる。僕らは最後に止めるだけだった。そこが生命線ということがよく分かった」と手応えをつかんだ。W杯本大会まで残り7カ月。世界相手にさらに経験を積めば、世界4強は、現実に近づく。

 [2009年11月15日8時23分 紙面から]


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