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日本0点 南ア予行演習ドロー/親善試合

後半、マシレラのパワフルなパスに、反転してしまう中村俊
後半、マシレラのパワフルなパスに、反転してしまう中村俊

<国際親善試合:日本0-0南アフリカ>◇14日◇南アフリカ・ポートエリザベス

 【ポートエリザベス=井上真、益子浩一】W杯でベスト4を狙うには、物足りない試合だった。日本代表は来年のW杯開催国、南アフリカと対戦するも、攻めきれず0-0の引き分けに終わった。中村俊輔(31=エスパニョール)を先発から外した布陣で臨む中、90分を通じて積極的に攻め込んでいった。だが、最後の決め手に欠けゴールを割れなかった。ただ、開催国での試合は貴重な経験。これを本番に生かしていくしかない。

 ゴールまでが遠かった。日本代表は前半11分のMF長谷部のミドルシュートをはじめとし、攻め込んでいった。同16分にはMF大久保の絶妙なヒールパスを受け、FW岡崎がゴール右サイドから左足でシュートを放つも、惜しくも外れた。日本ペースで試合は進んでいるように見えても、最後の決め手に欠けた。相手が固めた守備を崩せず、ゴールを奪うことはできなかった。

 独特な雰囲気での試合だった。W杯本大会に向けて新設されたネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムは、4万8000人収容のスタンドがぎっしり埋まっていた。南アがボールを持つと、民族楽器「ブブゼラ」が奏でるブーイングのような音が鳴り響いた。さらに芝の違いもあった。同スタジアムは日本と違い、葉の広い芝生を取り入れている。ピッチが硬くて、ボールが走らない。対応は容易ではなかった。

 岡田監督は試合後、スーツ姿で会見に臨み、冷静に淡々と話した。

 岡田監督 結果的に勝てなかったことが残念です。しかし、この雰囲気の中でできたことは我々にとって大きな経験になった。

 開催国へ乗り込んだ経験は、確かに意義深いものだった。スタンドの雰囲気やピッチだけに限らず、ホテルなどの環境を含めて貴重な経験になる。主将を務めるDF中沢も試合前日に「(南アに)来ていない他の国と比べれば、我々にとって大きなアドバンテージ」と話していた。

 ただ、本番でベスト4を狙う以上、南アでの試合経験だけで満足していいものではない。その点、攻撃では大いに課題が残った。パスは回せたものの、守備的だった相手を崩し切ることはできなかった。惜しい場面すら、ほとんどなかった。

 岡田監督 試合内容とすれば我々のスタイルができなかったが、後半になってボールがよく動くようになった。最後のフィニッシュのところで人数が足りなかった。前半は我々の戦い方ではなかった。後半、ビルドアップの修正ができて、あれをもう少しやっていけば得点が生まれる可能性は高かった。

 10月の香港、スコットランド、トーゴとの3連戦で計13点を奪った。メンバーを欠くなど、格下の相手に対して強さを見せたものの、まだ本物の攻撃力とは言い難い。残り7カ月。開催国で感じた経験を、いかに本番へつなげていくかが重要になる。

 [2009年11月15日9時51分 紙面から]


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