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俊輔30時間移動グッタリ…それでも先発

ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムでストレッチをする中村俊(中央)
ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムでストレッチをする中村俊(中央)

 【ポートエリザベス(南アフリカ)13日=井上真、益子浩一】日本代表のMF中村俊輔(31)が、直前合流した。アムステルダムを経由して約30時間の長距離移動で、到着後はさすがにグッタリ。所属のエスパニョールで11日のスペイン国王杯・ヘタフェ戦に出場。移動を経て中2日の強行日程でも岡田監督は「状態が悪くなければそういう可能性(先発)になる」と先発起用させたい意向だ。開催国との一戦は、俊輔にとって疲労との戦いになる。

 空港到着ロビーから出てきた中村俊の足取りが重い。目は充血し、表情も暗い。30人近くの報道陣に囲まれても、質問に応じる声に張りがなかった。絞り出すようにして出した言葉は「やっぱり遠いね…」。スペインからの長距離移動に、心も体も疲れ切っていた。

 無理もない。11日にスペイン国王杯・ヘタフェ戦に先発出場。午後8時開始の試合で、家路に就いた時は日付が変わっていた。「家に帰ってから(深夜)2時に寝て、4時には家を出たからね。(これほどの長距離移動は)今までないから」という。アムステルダム(オランダ)を経由し、ヨハネスブルクへ。そこから国内線に乗り換え、約30時間かけてようやく現地にたどり着いた。睡眠は取ったが、狭い機内では体のケアもできない。体が悲鳴をあげてもおかしくない。

 それでも到着から3時間後、試合会場のネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアムで非公開で行われた公式練習では、疲労を隠して調整に没頭した。全体練習後には、いつものように居残りでFK特訓。左足のミドルシュートも確認した。最後までグラウンドに残り、南ア戦に仕上げた。岡田監督は「当然、疲れはあるだろうが彼はプロフェッショナル。今日(の練習を)見た限りでは疲れてどうしようもない感じではない」と先発起用を示唆。当初、中村俊は南ア戦後の香港遠征は免除される可能性もあったが、香港戦にも出場させる方向で調整中。本大会まで欧州組が合流できる時間は限られるため、少しの時間も無駄にはできない。

 中村俊 だらだら(練習を)やっていたらダメでしょ。明日の準備があるから。海外のチームとは違うしね。代表の試合は違う(特別だ)から。しっかりやるだけ。(アウェーでも)自分たちのペースでやれるかが大事。いい機会になる。

 ピッチに立てば、言い訳はできない。それは中村俊自身が一番よく分かっている。疲れた体にムチを打ち、南ア戦へ向かう。【益子浩一】

 [2009年11月14日8時3分 紙面から]


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