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本田豪快ガッツ主役はオレ様弾/親善試合

ゴールを決め、雄たけびをあげながら拳を突き上げる本田
ゴールを決め、雄たけびをあげながら拳を突き上げる本田

<親善試合:日本2-0スコットランド>◇10日◇日産ス

 MF本田圭佑(23=VVV)が9月のオランダ遠征での「屈辱」を晴らす一撃を突き刺した。1-0のリードで迎えた後半45分、ゴール前のこぼれ球を左足で流し込み、ダメ押しゴールを決めた。9月のオランダ遠征では貪欲(どんよく)にゴールを目指しながら、ピッチ上で孤立。MF中村俊輔とのFKのキッカー争いで後れを取るなど、厳しい現実に直面した。この日はFKも蹴り、ゴールという結果も残し、岡田ジャパンの中でやっと持ち味を出し始めた。

 やっと本田の「悪魔の左足」がうなった。後半45分、ゴール前のこぼれ球に走り込み、確実に追加点を決めた。「9割はラッキーだけど結果を出せてよかった。シュートは打たないといけないから」。豪快なガッツポーズをつくり、ふてぶてしいほどの表情で大歓声を全身で受け止めた。

 悪いイメージをぬぐい去る瞬間も訪れた。後半18分、ゴール正面やや右の直接FK。9月5日のオランダ戦でキッカーを主張しながら、中村俊に譲らざるを得なかった時と時間も場所もほぼ同じ。苦い記憶がよぎりながら「(中村)憲剛さんが、『お前が決めろ』と言ってくれた。うれしかった」。味方へ細かく指示を出した上で、直接ゴールを狙った一撃は、わずかに勢いが足りずに相手GKの好守に阻まれたが、「FKキッカー本田」の存在を示すには十分だった。

 独力の突破でアピールを繰り返したオランダ戦とは対照的に、周囲との連係を重視する場面が目立った。少ないタッチでパスを出し、時にはボランチの位置まで下がり、試合を組み立てた。「ボランチの位置? 稲本さんや橋本さんと試合前から話していた。1度下がって試合をつくるのも大事だから」。バランスを保ちながら、状況に応じたミドル弾など、ゴールを狙う姿勢は随所に見せた。

 「1日だけの結果を出すのではなく、10試合、20試合と続けていって、代表での自分の存在を確立したい」。孤立感を味わったオランダ遠征の最中には、02年日韓W杯の代表から落選した中村俊の経験を引き合いに出し「あの時があるから(中村)俊さんも今があると思う」と話した。代表での「居場所」をつくるためには、時間がかかることも理解した。

 もうフル出場だけでは満足しない。「リスクを負うプレーが少なすぎた。不完全燃焼ですね。代表での位置を確立するためには貪欲(どんよく)にいく必要がある」。次戦は14日のトーゴ戦。「オレと同じような選手は日本に1人もいない。これは誇れる部分」が口癖の異端児が、代表生き残りへ、自分らしさの発揮とチームへの融合の両立を目指していく。【菅家大輔】

 [2009年10月11日8時4分 紙面から]


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