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俊輔「高い意識」に手応え/アジア杯予選

香港を下し、笑顔で歓喜の輪に加わるMF中村俊(中央)
香港を下し、笑顔で歓喜の輪に加わるMF中村俊(中央)

<アジア杯最終予選:日本6-0香港>◇8日◇A組◇アウスタ

 目の前の敵は格下の香港だったが、MF中村俊輔(31=エスパニョール)はイメージの中で欧州、南米の強豪と闘っていた。「パスミスもあったけど、のんびりやっていたら(強豪相手なら)体を寄せられていた。相手うんぬんでサッカーしなかったから」。意識を高く持ち、弱い相手に合わせることはしなかった。

 格下相手に6点差つけても、最後まで気を抜かない。後半43分、相手ペナルティーエリア内に駆け込み、左サイドへノールックパスを送った。ロスタイムに入り3分後には、前線のFW佐藤へスルーパスを送り7点目を狙いにいった。

 後半10分、ポジションチェンジした中村俊は、左サイドでボールを受けると、素早くクロスを入れた。チームがここ2日間、何度も繰り返したパターンを狙った数少ないシーン。岡崎がダイビングヘッドで飛び込むも、わずかに外れた。ただ、互いの意思が通じ合い「オレが速いクロスを出すってイメージが(FWに)あるから。あれが強い相手なら(マークを)振り切れないけど」と、さらに上のレベルをイメージした。

 明らかに実力差がある香港に、流れるような得点は奪えなかった。だが、明らかにチーム内に芽生えはじめた「相手うんぬんで試合をしない」という意識の高さが、うれしかった。国際Aマッチ出場が通算90試合を数え、カズを抜いて単独4位。「カズさんを超えたのは光栄。うれしいけど、質が違うから」と謙遜(けんそん)した。

 「わざとやったことがある」。後半には自ら下がって3ボランチになると、あうんの呼吸でMF遠藤が上がったり、長谷部が前線に飛び出したり、サイドの松井がピッチを斜めに横切ったりした。「流動的にできたよね」。単に6得点、大勝した結果ではなく、どう試合を組み立て、この時間帯に何が求められているのかを考えた。中村俊が感じた手応えに、岡田ジャパンの成長のヒントが隠されている。【井上真】

 [2009年10月9日9時28分 紙面から]


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