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岡田ジャパン収穫少ない/アジア杯予選

試合前、岡田監督(右)とともにベンチに向かうMF本田
試合前、岡田監督(右)とともにベンチに向かうMF本田

<アジア杯最終予選:日本6-0香港>◇8日◇A組◇アウスタ

 岡田ジャパンが新たな攻撃パターンを提示できなかった。アジア杯最終予選で、香港を相手に6-0と圧勝したが、攻撃に格段の進歩はみられなかった。直前の合宿で取り組んだ素早いクロスからの得点はできず、収穫が少ない内容となった。今回初合流のFW森本貴幸(21)MF石川直宏(28)ら得点力ある選手をベンチ外とし、W杯4強入りに向け、攻撃に迫力も新鮮味も出すことはできなかった。

 圧勝に盛り上がるサポーターとは違い、岡田武史監督(53)は淡々としていた。6得点で香港にはっきりと実力差をみせつけたが、素直に喜んでいなかった。「駒野がDFの裏に鋭く入れたのを大久保が決められなかった。前半にクロスに3人飛び込んで決められなかった。後半に俊輔が入れた好クロスにもシュートミスした。そういうイメージの方が強い」。圧勝よりも、取り組んでいた攻撃でゴールできなかった事実を重く受け止めた。

 香港戦はW杯アジア最終予選を終えて初めて迎える公式戦だった。岡田監督は「新しい段階のスタート」と位置づけ、オランダ遠征で宿題となった迫力ある攻撃を目指した。香港に勝つのは当然で、世界の強豪にも通用する攻撃の片りんをみせたかった。6日からの代表合宿は速いクロスをテスト。ニアに走り込んだFWがピンポイントで合わせる練習を反復したが、序盤からクロスは少なく、FWが飛び込むタイミングも合わなかった。

 「少し攻め急いでいた」と分析した岡田監督はハーフタイムで猛烈な言葉で選手を鼓舞していた。

 岡田監督 クロスを上げた時にFWは相手をなぎ倒すぐらい上がっていけ。

 しかし後半9分、大久保は駒野のゴール手前に入った速いクロスを外した。同11分も松井が合わせるだけの好機を決められない。6得点は挙げたが、世界に通用する得点パターンはなかった。日本協会の犬飼会長は「ストレスがたまったけどね。(岡崎は)ダブルハットトリックできたんじゃない。速いクロス? やろうとしていたが外していた。そこが課題」と厳しい見方を示した。

 公式戦とはいえ、新戦力を試すチャンスでもあったが、得点力を期待されて加入したFW森本、MF石川はベンチ外。岡田監督は「集まって2日で慣れていない面もあるし、いきなり公式戦はかわいそう。試合を見て練習のイメージができることが大切。次に新戦力を使っていきたい」と説明した。10日スコットランド戦、14日トーゴ戦で新たなスパイスを加えることができるかどうか。掲げるW杯4強へ、1つの試金石となりそうだ。【藤中栄二】

 [2009年10月9日9時4分 紙面から]


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