岡田日本11・14W杯会場で南アと強化試合
日本代表が、W杯本大会の7カ月前に現地で予行演習を行う。日本協会は23日、南アフリカのダーバンで同国と11月14日に強化試合を行うと発表した。同日は当初、アジア杯予選の香港戦が組まれていたが、岡田武史監督(52)の強い要望で予定を変更し、実現した。岡田ジャパンは6月のコンフェデ杯で、ブラジルと互角に戦った強豪ホスト国相手に「本番モード」を体感し、W杯に備える。
W杯4強へ、日本協会がチーム力向上の最重要ポイントとして位置づけている11月14日の強化試合が、最高の形で決着した。欧州などを中心に複数の国を候補に挙げて交渉してきたが、最終的に南アフリカとのアウェー戦で合意した。日本協会は高地トレーニングも兼ねて標高約1800メートルのヨハネスブルクでの試合を要求したが、最終的には、南アフリカの「ダーバンW杯スタジアムのこけら落としの試合として日本とやりたい」の要望をのんだ。
岡田監督は「コンフェデ杯を視察した時、南アフリカはブラジルとも互角に戦い、特に後半は1対1の局面で全部勝っていた。強いチームとやりたかった。フランス、ロシア、イタリアなどの欧州の国はまだ突破が決まらないから難しい」。W杯本大会前の予行演習だけでなく、南アフリカの実力も評価した上でのマッチメークだった。
11月14日は当初、アジア杯予選の香港戦が予定されていた。しかし、岡田監督の「W杯本大会の予行演習を早い段階でしたい。限られた国際Aマッチデーを香港とやるのはもったいない」と要望を受け、日本協会が動いた。原博実強化担当技術委員長を香港に派遣し、11月14日の香港戦を10月8日に変更することで了承を得たことで、南アフリカ戦が実現できた。
W杯ホスト国の南アフリカには現在、親善試合のオファーが各国から殺到している。既に11月17日にはジャマイカ戦が組まれている。欧州の強豪国との試合も考えていた日本だが、南アフリカとの交渉を先延ばしにすると、「争奪戦」に敗れる危険性があった。そこで対戦国を欧州から南アフリカへ素早く切り替え。南米や欧州のほとんどが、まだW杯出場権を決めておらず、具体的な日程調整ができない中、早期決着で口説き落とした。世界最速で予選突破したメリットを生かしたといえる。
11月9日に直接、現地に入る。欧州組も現地で合流する予定だ。本大会7カ月前に現地の雰囲気を味わい、芝や気候などをチェックし、シミュレーションできることは大きなプラスになるはずだ。【盧載鎭】
[2009年7月24日9時3分 紙面から]
関連ニュース
※ニュースの日記を書く方法はこちらで紹介しています。
このニュースには全0件の日記があります。
キーワード:
- 岡田武史
[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?
- 解答期限
- [07/12 03:30]
海外代表ニュース
- 予言タコ、パウル君にスペインユニホーム [23日09:32]
- マラドーナ、協会会長と21日に去就会談 [20日08:49]
- パウル君トレード拒否「売却考えてない」 [17日09:35]
- W杯無得点イングランド代表へスキー退く [16日08:47]
- ベッカム代表意欲「引退考えることない」 [16日08:45]
- マラドーナ監督続投一転国民86%「NO」 [16日08:40]
- W杯覇者MFシルバ、マンCへ移籍が完了 [16日07:55]
- タコに破格オファー提示マドリード動物園 [16日07:45]
- 35歳ベッカム、代表復帰意欲「いつでも」 [15日08:52]
- スペインDFプジョルが代表引退の意向 [15日15:18]
日本代表ニュース
- 西村審判南ア報告会見「目標達成できた」 [17日07:42]
- ドゥンガ監督から日本語で抗議受けました [16日19:36]
- 闘莉王合流ピクシー激励に「やる気出た」
[16日08:42]
- 岡田監督後任「できるだけ早く決めたい」 [16日07:40]
- 日本招致委、森島氏招致アンバサダー就任 [14日08:15]
- 第4審判西村氏、主戦場ピッチ外で大忙し
[13日11:58]
- 長友、内田と共闘宣言「盛り上げたい」
[13日11:58]
- G大阪遠藤18日復帰に照準「まずはJ」 [13日11:55]
- シャルケ内田渡欧「強い男になってくる」
[13日09:04]
- 香川ドルトムント入団発表、背番号「23」 [13日07:58]
ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは