協会が南アで「夢の教室」地元と交流図る
日本サッカー協会が来年W杯が開催される南アフリカで、JFAこころのプロジェクト「夢の教室」を計画していることが14日、明らかになった。地元と交流を持つことが目的で、現地の日本人学校で授業を行うほか、南アフリカの子供たちとの触れ合いの場を設けることも検討されている。
4回目のW杯出場となる日本だが、前回ドイツ大会ではボンにベースキャンプを設けながら外部との接触はほとんどなし。地元からは交流の機会がないことを残念がる声もあった。今回は日本サッカー界として南アフリカに対して何ができるかを模索。07年にスタートし、インドネシアなど海外でも実績のある「夢の教室」が浮上した。
「夢先生」として授業をするのはJFAアンバサダーら元Jリーガーが中心となる。日本協会の田嶋専務理事は「時間的な制約もあり、代表チームは難しい」と話したが、日本代表キャンプ地のジョージでも、市民と触れ合う場を設けることが検討されている。「代表の成績とともに、交流も日本サッカーにとって大切なこと」と田嶋専務理事。今回は、岡田監督や選手が南アフリカの子供たちと触れ合う機会もありそうだ。
[2009年7月15日7時3分 紙面から]
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