日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース


日本屈辱の2位またケーヒル…/W杯予選

闘莉王(左)はGK楢崎に向かって怒鳴り、悔しさといら立ちをぶつけた
闘莉王(左)はGK楢崎に向かって怒鳴り、悔しさといら立ちをぶつけた

<W杯アジア最終予選:オーストラリア2-1日本>◇17日◇A組◇オーストラリア・メルボルン

 【メルボルン(オーストラリア)】またか…。日本代表はW杯アジア最終予選最終戦で、A組1位をかけてオーストラリアと敵地で対戦した。前半にDF闘莉王のヘッド弾で先制するも、後半、MFケーヒルに2点を決められて逆転負け。3年前のW杯ドイツ大会1次リーグ初戦と全く同じ展開で、屈辱のA組2位に終わった。岡田武史監督(52)は「この1試合でどうこう言わない」と強がったものの、世界4強を目指す前に、アジアの壁にたたきのめされた。

 気温8度の敵地は、母国の勝利を喜ぶ約7万人の大歓声につつまれた。岡田監督はその熱気を避けるように、試合終了とともにベンチから引き上げた。10日のカタール戦終了後に謝罪したときのような沈痛な表情はみせない。淡々と振る舞ってみせた。

 MF中村俊、遠藤、長谷部、FW大久保、DF中沢が抜け、オーストラリアも2月の日本戦(0-0)から6人が外れていた。岡田監督はそれを引き合いに「この1試合でどうこう言わない。この1試合で悲観的になることはない。オーストラリアは06年のW杯で優勝したイタリアと延長で負けている。それだけ力を持ったチームだから」と、オーストラリアの強さを強調した。「レベルの高い試合をして、有効な試合にしたい」と宣言して臨んだ試合前から、完全にトーンダウンしたコメントに、岡田監督の落胆ぶりが透けて見えた。

 前半39分、DF闘莉王の鮮やかなゴールで、最終予選7戦無失点のGKシュワルツァーから得点を奪う。しかし、後半にケーヒルに連続してゴールを割られた。大きな期待を背負ったジーコジャパンがつまずいた、3年前のVTRを見ているかのような展開。過去の教訓から学べていないことが証明されてしまった。「セットプレーでの相手の高さに対応できなかった」と、岡田監督は釈明したが、それでも「攻守のキープレーヤーがいたら、通用すると思う」と強がった。

 世界最速で予選突破しながら、10日のカタール戦、そしてこの日と貴重な2試合を収穫のないまま終わらせてしまった。目新しい戦力を試せたわけでもない。新たなチャレンジもできなかった。日本協会の犬飼会長は「悔しい。相手の身体能力と高さにやられた感じだが、前半はいいところもあった。とにかく悔しい」と、無念さをにじませた。

 積極的に相手ゴールに迫る姿勢、何とかゴールを取ろうとする意欲は、凡戦に終わったカタール戦よりもあった。後半の中盤までは激しい攻防の応酬となり、内容ある試合だった。しかし、それだけでは、1年後のW杯で目標に掲げる「4強」には届かない。世界4強を目指す前に、世界ランク29位のオーストラリアに再びはね返された。高く、強く、うまい、世界レベルの相手にどうやって立ち向かうのか。南アフリカ本大会まであと1年。やるべきことは多い。

 [2009年6月18日8時24分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは



ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです