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松井志願の豪遠征、本番へサバイバル開始

ミニゲームで軽快な動きをみせる松井(撮影・栗山尚久)
ミニゲームで軽快な動きをみせる松井(撮影・栗山尚久)

 【メルボルン(オーストラリア)13日=益子浩一、菅家大輔】がけっぷちに立たされた日本代表MF松井大輔(28=サンテティエンヌ)が、志願の遠征帯同で定位置を奪い返す。17日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦に臨む同代表はこの日、敵地入りして現地初練習を行った。W杯出場を決めた6日のウズベキスタン戦でベンチ外の屈辱を味わった松井は、岡田武史監督(52)に直訴して欧州組でただ1人遠征に帯同。1年後の本大会に向け、世界一番乗りでW杯切符を獲得した「サムライ」のサバイバルレースが始まった。

 松井の目の色が変わった。冬へと向かう南半球の現地は気温8度。寒風の中で行われた初練習に、なんと半袖でピッチに現れた。ハーフコートを使った実戦練習では、開始直後に連続ゴール。司令塔となって左右にボールを動かし、スキを見つけると得意のドリブルで仕掛けた。W杯予選の最終戦、オーストラリア戦へ向かう強い気持ちを、初日から前面に出した。

 松井 長く(代表に)いることが自分の財産になる。(主力選手不在で)厳しい戦いになるけど、その中で自分が何ができるのかを探さないといけない。生き残るというか、やらなきゃいけないんでね。

 志願の遠征参加だ。10日カタール戦前の宿舎。中村俊、長谷部、大久保らとともに欧州組が岡田監督に呼ばれた。既にW杯出場を決めていることから、その場で疲労を考慮されてオーストラリア遠征の免除が伝えられた。その時、松井だけが同監督に歩み寄って「オレは(遠征に)行かせてください」と頭を下げて直訴したという。そこには1年後の本大会に向けた固い決意が込められていた。

 W杯出場を決めた6日ウズベキスタン戦は屈辱のベンチ外。歓喜に沸く仲間たちの中で、どこか喜べない自分がいた。松井は自分自身を「しんどいというか、厳しい」と冷静に分析する。中盤の2列目は中村俊と大久保、急成長中の本田もいる。さらに今年9戦7発と爆発的に得点を重ねる岡崎も中盤をこなす。これまで不動だった松井も今は、南アフリカでピッチに立てる保証はない。

 松井 向こうはホームだから、どんどん攻めてくる。オレも物おじしないように仕掛けたい。

 宿敵との対戦は消化試合じゃない。本大会に向けたサバイバルマッチだ。松井が自らの存在価値を高めるために、オーストラリア戦に挑む。【益子浩一】

 [2009年6月14日9時35分 紙面から]


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