南アフリカW杯
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東京の映画館でＰＶ、400人が深夜に絶叫

　サッカーＷ杯アジア最終予選ウズベキスタン－日本戦のパブリックビューイング（ＰＶ）が東京・新宿区の映画館「新宿バルト９」で行われ、約４００人のサポーターで満員となった。ＭＦ長谷部誠（２５）にレッドカード、岡田武史監督が退席処分となる波乱の中、４大会連続４度目の本大会出場を決める試合終了のホイッスルで、館内は総立ち。７日午前１時でも絶叫が鳴りやまず、「岡ちゃんアリガトー！」の声も上がった。

　６日午後１１時前、青いユニホーム姿の３００人以上のサポーターが劇場内に結集。５×１０メートルの映画スクリーンに向かってニッポンコールを繰り返した。前半９分、ＦＷ岡崎慎司（２３）が先制ゴールを決めると、大歓声とともにサポーターがジャンプし、赤じゅうたんの床が何度も揺れた。

　横浜市西区から夫婦で応援に来た荒井清和さん（６１）は、９８年フランス大会から３大会連続で日本代表を試合会場で応援してきた筋金入り。「ドイツでガックリきて、３年間もんもんとしてきたが、やっぱり日本代表はみんなを元気にしてくれる」と笑顔になった。伸子夫人（６０）は「南アフリカも行ってみたくなった」と話した。

　劇場の中心付近で、応援を盛り上げていた千葉県成田市の専門学校生石橋広隆さん（２４）は「代表を信じていた」と目を赤くした。つくば市の市村侑大さん（１９）は「これで不景気なんて吹っ飛びますよ」と絶叫。埼玉県戸田市の坂入匡郁（ただふみ）さん（１８）は「終電はないけど、周りの人と朝まで語れそうです」と語った。

　［2009年6月7日9時55分　紙面から］