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サムライ岡崎笑劇!南ア決定弾/W杯予選

<W杯アジア最終予選:日本1-0ウズベキスタン>◇6日◇A組◇タシケント

 サムライFWが難敵ウズベキスタンからゴールを奪い、日本を世界最速のW杯へ導いた。前半9分、日本代表FW岡崎慎司(23=清水)がゴール前に突進し、倒れ込みながらも、泥くさく得意のダイビングヘッドで先制点を決めた。W杯出場がかかる大一番で、右足首痛でベンチスタートとなったエースFW玉田の穴を埋めた。今年に入って国際Aマッチ8試合で7得点を挙げ、一躍、本大会のエースFW候補に浮上した。

 厳しい戦いの中、サムライFWが切り込んだ。前半9分。敵地のサポーターを沈黙させたのは岡崎だった。ゴール前へ抜け出し、MF中村憲のロングパスを受ける。相手DFともつれ合いながら左足を振り抜く。その勢いのまま倒れ込んだところに、相手GKがはじいたボールがきた。頭ではじき返した直後にゴールネットが揺れた。新エースと呼ぶにふさわしい男の泥くさいゴールが、日本を世界最速のW杯へ導いた。

 岡崎 きつかった。本当にうれしい。今まではキリン杯とかそういうので決めていたけど、今日はチームのために決めることができたと思っている。

 今年に入ってチームトップとなる国際Aマッチ8戦7発。「不動の1トップ」だった玉田は右足首痛の影響もあり、ベンチスタートだった。その穴を埋めるには十分の活躍だった。しかも、先発出場では6戦7発と、ずばぬけた決定力を発揮する。試合前はあこがれの存在であるゴン中山のDVDを鑑賞し、気持ちを高ぶらせていた。

 好きな映画は「ラストサムライ」だ。日本人が本来持つ熱い気持ちや強い者にも果敢に向かっていく武士道に感動。滝川二高3年の時には映画のロケ地となった兵庫・姫路市の書写山を訪れたこともある。この日の活躍はまさに「サムライ」そのものだった。

 家族の期待も背負い決めた会心の一撃だ。年末年始は、妊娠で入院中の夫人に付き添うのが日課だった。だが、1月10日から代表合宿が始まることもあり、体を鍛えないといけない。そこで、夫人に付き添いながらも、ひまを見つけては、病院の周辺を走った。付き添いとランニング、病院と家を往復する日々を送った。そして、ついに長男刀也君が、1月4日に誕生。まさに家族全員で決めたゴールだった。「子供の顔を見れば、本当に落ち着く。もう自分1人だけじゃない」と、23歳にしてパパとしての顔ものぞかせる。

 会心の決勝弾でエースの座をしっかりとたぐり寄せた。「まだまだ課題はある。目標はベスト4。これで終わりじゃなく、これからが始まり」。もうラッキーボーイじゃない。大舞台で殊勲者となった侍が、南アフリカでも世界に立ち向かっていく。

 [2009年6月7日10時2分 紙面から]


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