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W杯へ若手育成、4月の合宿はU20を招集

軽めの練習で汗を流す浦和の原口(撮影・神戸崇利)
軽めの練習で汗を流す浦和の原口(撮影・神戸崇利)

 岡田ジャパンが、10年W杯南アフリカ大会へ向けて若手育成に本格着手する。日本協会は3月31日、都内でJクラブの強化担当者会議を開き、4月20日から3日間の強化合宿実施を決定。日本代表岡田武史監督(52)の希望により、当初予定していたA代表ではなく、U-20(20歳以下)世代の若手を招集することになった。W杯予選の突破が確実視される中、早くも本番を見据えた戦力拡大に動きだした。

 「W杯4強入り」へ向けて、岡田ジャパンが新機軸を打ち出した。この日、W杯予選オーストラリア-ウズベキスタン戦(1日)視察のため、シドニーに出発した岡田監督は「(4月の合宿を)フル代表でやってもACL(アジア・チャンピオンズリーグ)と海外組を除くと1ケタの選手しか集められない。U-20でとお願いした。驚きと発見があればありがたい」と話した。

 4月の代表合宿にはもともと、ACL出場選手や海外クラブ所属の主力選手を招集できない。加えて、3月28日のアジア最終予選バーレーン戦に勝ち、W杯出場に「王手」をかけたことで方針を転換。岡田監督の要望を受けた技術委員会で検討し、20~22日の短期合宿を20歳以下の若手に絞った「戦力発掘合宿」に切り替えた。

 候補選手は、89年1月1日以降に生まれた今年満20歳以下が対象。ACLに出場する鹿島、名古屋、川崎F、G大阪の所属選手を除くJ1、J2、大学生から24~25人を招集する。メンバーの選考は技術委員会が行い、早ければ13日に発表予定。原博実・強化担当技術委員長は「合宿は岡田監督をはじめA代表スタッフが指導する。コンセプトや練習を経験して、1人でも2人でもフル代表に入るような選手が出てくれば」と期待した。

 C大阪MF香川や大分MF金崎ら既にトップ代表を経験している選手のほかに、浦和FW原口や東京VのDF和田、高橋ら今季J公式戦で出場チャンスをつかんでいる若手も多い。今年1月、U-20代表を指導している岡田監督は「山村とかはとても楽しみ」と、学生選抜で活躍している流通経大DF山村和也(19)の名前も挙げた。12年ロンドン五輪の出場資格が21歳以下に引き下げられる見通しで、「空白の世代」となった現在のU-20世代をどう強化するかが、10年W杯での戦力拡大のカギを握るといえそうだ。【山下健二郎】

 [2009年4月1日7時35分 紙面から]


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