日刊スポーツの南アフリカW杯特集ページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース


俊輔、サムライ魂でバーレーンを斬る!

パス回しの練習で軽快な動きをみせるMF中村俊(撮影・栗山尚久)
パス回しの練習で軽快な動きをみせるMF中村俊(撮影・栗山尚久)

 日本代表MF中村俊輔(30=セルティック)が「サムライ魂」でバーレーンを斬(き)る。日本は28日、W杯最終予選第5戦のバーレーン戦(埼玉)に臨む。中村俊は、右足付け根痛と左ひざ痛に苦しんでいるが、サムライの自己犠牲の心で、痛みを押して日本のために戦う。25日の練習では「必殺4-3-3システム」も試した。DF内田篤人(20)が右太もも裏に違和感が出て別メニュー調整するなど、故障を抱える選手が多いが、身を削ってでも勝ちを取りにいく気構えだ。

 中村俊が、涼しい顔で練習に合流した。仲間にも知られたくなかったのだろう。痛み出している左ひざと右足付け根にテーピングもせず、15分ハーフの紅白戦を前半だけこなした。前夜(24日)は、成田空港の事故の影響で、予定より10時間半遅れて千葉県内の宿舎に入った。代表ドクターの治療を受け、この日もチェックした。「休んで治るものではない。やりながら痛みを消す」と強行出場を明言した。

 無理をすれば、古傷の痛みは長引くことも考えられ、場合によっては長期離脱の可能性もある。親しい関係者には「これ以上、痛みが出なければいいけどね」と漏らしている。それでも公の場では「違和感と痛みの間くらい。大丈夫だよ」と、笑みで痛みを包んだ。

 リーダーの自覚だ。チームの頭脳、戦術家でイレブンをけん引する立場として、弱音を吐くわけにはいかない。「自己犠牲の心」。自分を犠牲にしてでも、国のため戦う。まさにサムライ精神だ。中村俊は、痛みをグッとこらえ、バーレーン戦では痛いそぶりも見せない覚悟だ。

 必殺システムも試した。岡田監督は「相手は最初はプレッシャーをかけてくるけど、やってるうちにラインが下がるだろう」と予想。この日の紅白戦で、中村俊は途中から3ボランチの左に入って、前線の3トップに良質のボールを供給した。相手3バックがラインを下げて守りに徹した時のオプションで「相手DFに大久保、田中達、玉田をビッチリつけて、長谷部を前に走らせて、僕と遠藤は後ろでパサーに徹する」と、イメージを膨らませた。

 「予選通過が簡単ではないことは誰でも知っている。でも、それはあくまでも通過点だからね。目標は、監督が言うように世界4強だから。口だけじゃなく、もちろんW杯ベスト4を狙うよ」。バーレーンを破れば、世界が見えてくる。道は自ら開くつもりだ。【盧載鎭】

 [2009年3月26日8時56分 紙面から]


関連ニュース


このニュースには全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは



ニッカンスタジアムへのご参加はこちらから

[受付終了]Q33 オランダvsスペインの勝敗は?

解答期限
[07/12 03:30]

海外代表ニュース

記事バックナンバー

日本代表ニュース

記事バックナンバー

A組
南アフリカ
メキシコ
ウルグアイ
フランス
E組
オランダ
デンマーク
日本
カメルーン
B組
アルゼンチン
ナイジェリア
韓国
ギリシャ
F組
イタリア
パラグアイ
ニュージーランド
スロバキア
C組
イングランド
米国
アルジェリア
スロベニア
G組
ブラジル
北朝鮮
コートジボワール
ポルトガル
D組
ドイツ
オーストラリア
セルビア
ガーナ
H組
スペイン
スイス
ホンジュラス
チリ









大会データ 得点ランキング、日本代表全成績、W杯ヒストリー、歴代得点王&MVPなど



  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. 南アフリカW杯
  3. ニュース

データ提供

(株)日刊編集センター/InfostradaSports

ここからフッターナビゲーションです