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第14回イタリア大会
接待疲れで「らしさ」消えたブラジル

 90年イタリア大会に、王者ブラジルはいなかった。82年スペイン大会、86年メキシコ大会で旋風を起こした「黄金の中盤」が引退したブラジルだが、前線にカレカ、ミューレルのストライカーを擁し、中盤にはドゥンガらがいた。4度目の優勝を目指し、イタリアに乗り込んだはずだった。

 大会前にはミラノ郊外の城を借り切り、激励パーティーが開かれた。選手たちは、報道陣やスポンサー関係者への「接待」に追われていた。「疲れてる? でも、これも仕事だからね」とカレカ。選手は、明らかに憔悴(しょうすい)していた。開幕直前でも、サッカーに集中できなかったのは間違いない。

 1次リーグは3連勝で突破したが、3試合で4ゴールと物足りなかった。素晴らしいサッカーをしながら優勝を逃した前2大会の反省からか、ラザローニ監督は守備的な戦い方に終始。しっかり守って少ないチャンスを決める戦い方は、ブラジルとは思えなかった。王国は王国らしさを見せずに決勝トーナメント1回戦、16強でマラドーナのアルゼンチンに敗れた。

 「現実的なサッカー」と言われたブラジル代表は、母国のサポーターから大ブーイングを浴びた。守備的な戦術とともに現実的だったのが、コンディショニングを犠牲にしてスポンサーの接待に追われたことだ。W杯に合わせて、日本ではカレカのテレビCMが流れた。華麗なシュートの後に「W杯のオレを見てくれ」というナレーション。しかし、その勇姿は大会半ばまでしか見られなかった。【90年大会取材・荻島弘一】


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