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第3回フランス大会
幻の日本参加とイタリアの連覇

 決勝はイタリアとハンガリーで争われた。点の取り合いになったが、終始ペースを握っていたのはイタリアだった。FWのコラウシとピオラが2点ずつ奪って4−2と快勝し、前回イタリア大会に続く連覇。ムソリーニ政権の国威高揚策の一環として「どんな手段を使ってでも」と奪い取った前回大会と違い、今回は実力で勝ち取った「真の優勝」という評価を受けた。

 実は、この大会に日本が出場できる可能性が十分にあった。アジアにも1つの枠が与えられ、日本とオランダ領東インド(現在のインドネシア)だけがエントリー。2カ国による予選に勝てば、出場できたのだ。だが、前年の37年に日本軍と中国側が北京郊外で衝突した盧溝橋事件が起き、日中戦争に発展。日本はエントリーを取り消し、オランダ領東インドが予選なしでフランス大会に出場した。

 当時の日本はアジアから世界へと戦いのフィールドを広げようとしていた。36年ベルリン五輪では1回戦で強豪スウェーデンを0-2から逆転して3−2で破るなど、世界の中でも決して実力レベルは低くなかった。オランダ領東インドに勝つことは可能だっただけに、後世から見れば残念な世界情勢だった。結果的に日本のW杯出場は、98年フランス大会まで60年も待たされることになる。ちなみに日本は、40年に夏冬の五輪を東京と札幌で開催することが決まっていたが、これも当時の時局から取りやめとなっている。

 フランス大会後、39年のドイツのポーランド侵攻、41年の日本の真珠湾攻撃で世界は第2次世界大戦に突入していった。この影響で次のW杯開催は、戦後の50年まで12年間も持ち越しとなった。


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