マッチョ大久保、豪州に当たり負けしない
ブンデス仕様の“マッチョ大久保”が、屈強な男がそろう豪州に立ち向かう。日本代表のFW大久保嘉人(26=ボルフスブルク)が9日、11日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(日産ス)に向け成田空港着の航空機で帰国した。ドイツ移籍してまだ1カ月だが、厳格なマガト監督に鍛えられ体重が3キロ増。体脂肪率が減少したことで、腹直筋が発達して体幹の強い体が出来上がった。同僚のMF長谷部誠(25)、サンテティエンヌMF松井大輔(27)も帰国し、日本代表に合流した。
たった1カ月で体が変わった。成田空港に到着した大久保からは、服の上からでも筋肉の異様なほどの発達が見て取れた。顔はほっそりと引き締まったが、逆に体重は渡独前より3キロ増の71キロ。体脂肪が減って、サイボーグのような筋肉で体が覆われていた。
大久保 筋肉はついたと思う。(チームで)毎日、筋トレをさせられているからね。プロになってから一番練習している。精神的に追い詰められるほどキツいのをやってるから。次は大事な試合やしね。日本のために絶対勝ちたいという気持ちでやります。
屈強ぞろいのオーストラリア相手でも、当たり負けしない自信を見せた。
「マッチョ大久保」は2人の“鬼”がつくり上げた。「鬼軍曹」で知られるボルフスブルクのマガト監督は、練習中に一切の休憩を許さない。神戸時代は週2~3回程度だった筋トレが、移籍後は試合日も含め毎日課された。メニューの合間やシュート練習中に腕立てや腹筋をこなす軍隊式で、約2時間の練習中は体を休める間はない。筋トレも含めると3部練習になることもある。
さらに莉瑛(りえ)夫人は「ドイツに来てからお酒は全然飲んでいないですよ」という。鬼嫁!? が現地入りしていたことで、大好きな酒は一滴も飲めずに1カ月を過ごした。
そんなこんなで大一番を前に出来上がったスーパー・ボディー。通常の腹筋はへそ周りの腹直筋下部が鍛えられるが、大久保は上部のみぞおち周囲が拳のように発達。ボルフスブルク関係者は「体幹がしっかりしている。バランスがいいから、重心がしっかりして空中戦でも強さがあると思う」と言う。欧州組として初めて経験するW杯予選に向け、大久保は「絶対に点を取って貢献する」と宣言。鍛え抜いた体で、真っ向勝負を挑む。【益子浩一】
[2009年2月10日8時34分 紙面から]
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