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岡田監督、弱点見せても余裕／親善試合
- 日本戦を視察するオーストラリアのピム監督（撮影・栗山尚久）
＜国際親善試合：日本５－１フィンランド＞◇４日◇国立
３試合連続でセットプレーから失点し、オーストラリア代表ピム監督に弱点を露呈したが、岡田武史監督（５２）は珍しくゆったりと構えた。大勝をどう受け止めるかと聞かれると、「デリケートな時期なんでね…、どうですかね」と、含み笑いを浮かべ、会見場の空気を和らげた。
若手中心のフィンランドは、練習試合とはいえＪ２湘南に負けており、その格下相手に失点。課題を聞かれると、２、３秒口ごもりながら「セットプレーということにしておきましょうか」と、報道陣の反応を楽しむように答えた。
攻守の切り替えについても「守備でも戻り切れていないところがあった。今日は（スペースが）使われなかったが、使われたらやばかった」と、オーストラリアと比較しながら戦ったことをほのめかした。
これまではＷ杯予選が迫ると、極端に口数が減り、つっけんどんな口調だったが、この日は５－１の快勝だったこともあり、舌はなめらかだった。「いよいよオーストラリアへの気持ちが強くなってきた」。５日は基本的に完全休養。最終予選最大のヤマ場を前に、指揮官は精神的ゆとりを手に入れた。【井上真】
［2009年2月5日8時37分 紙面から］
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