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岡田日本5発若手で豪戦へ勢い/親善試合

先制ゴールを決め喜ぶFW岡崎(撮影・蔦林史峰)
先制ゴールを決め喜ぶFW岡崎(撮影・蔦林史峰)

<国際親善試合:日本5-1フィンランド>◇4日◇国立

 日本代表が岡田武史監督(52)の07年12月の就任後、最多となる5ゴールで、11日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦へ弾みをつけた。FW岡崎慎司(22=清水)が2発、MF香川真司(19=C大阪)がダメ押し弾を決めるなど、北京五輪代表ら若手の活躍でフィンランドに5-1で圧勝した。1月28日バーレーン戦で完封負けしたイヤなムードを吹き飛ばす攻撃陣の爆発で、戦力の底上げに成功。5日以降はMF中村俊ら欧州組が合流し、最強布陣でオーストラリアに立ち向かう。

 モヤモヤ続きだった攻撃陣に、22歳の若きストライカーが火をつけた。岡崎だ。前半15分、内田のロングパスでDFライン裏へ走り込んだ。弾んだボールを左足で合わせ、ゴール右隅へ突き刺した。同32分にはMF中村憲のパスに抜け出し、角度のないところから右足で左隅にねじ込んだ。

 「1点目は自分の特徴を生かしたプレーで点が取れた。2点目は1点目が入ったので落ち着いて狙えた」。

 Aマッチの1試合2発は自身初で、日本代表全体でも昨年1月30日ボスニア・ヘルツェゴビナ戦の山瀬以来となるマルチ弾。イエメン戦での岡田ジャパン09年1号から今季3戦3発と荒稼ぎだ。決定機を外して完封負けしたバーレーン戦のあとは、悔しさに「ふがいないと(岡田)監督に伝えたい」とうなだれたが、うっぷんを晴らした。

 岡崎に、19歳の香川も刺激された。前半44分、華麗な個人技で、DF3人を振り回して3点目を決めた。今季のAマッチは2試合無得点。「生き残るにはラストチャンス」とこの試合に懸けていた。バーレーン遠征から帰国翌日の30日には、C大阪で2部練習に参加。クラブ幹部に「休むのもプロだぞ」と諭されても、動かずにいられなかった。オーストラリア戦へ、「びびらず積極的にやりたい」と言った。

 岡崎と香川、さらに5点目を決めたDF安田、2アシストの内田は全員、昨夏の北京五輪メンバーだ。1次リーグ3戦全敗の屈辱をバネにして、A代表に定着した。日本がW杯に出場し、上位進出するには五輪世代の台頭は欠かせない。これまでも、96年アトランタ五輪世代の中田英や城が98年W杯出場への原動力になり、00年シドニー五輪代表の稲本や柳沢は02年W杯で活躍。欧州組の5人が戻ってくるオーストラリア戦で出番がめぐってくるかは分からないが、戦力の底上げに向けて若手が自信をつかんだのは大きい。

 フィンランドのDFライン平均身長はオーストラリアと同じ183センチ。「仮想豪州」を粉砕し、観戦したオーストラリア代表ピム監督にもインパクトを与えたはずだ。岡崎はヒーローインタビューで絶叫した。「この勢いでオーストラリアも倒したいと思いまーす!」。意地を見せた若手に、5日からMF中村俊ら欧州組が続々合流する。弾みをつけた岡田ジャパンは、最強布陣でライバル撃破へ向かう。【北村泰彦】

 [2009年2月5日8時46分 紙面から]


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