南アフリカW杯
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豪州ピム監督「日本のことすべて把握」

　オーストラリア代表のピム・ファーベーク監督（５２）が、日本戦の勝利に自信を見せた。同監督は３日、シドニー市内で会見して２２人の代表を発表。大宮、京都での監督経験もあるだけに「日本のことはすべて把握している。何でもね」と話し、４日には国立競技場で日本－フィンランド戦を視察することも明かした。

　１月２８日のアジア杯予選でインドネシアと引き分けた国内組は、ベテランＤＦムーアだけ。他の２１人は全員が欧州組という超強力布陣だ。０６年Ｗ杯で日本に逆転勝ちしたメンバーが１０人も含まれる。右サイドのＭＦエマートン（ブラックバーン）はケガで外れたが、ピム監督は「確かに痛いけれど、我々には違う戦い方もある。Ａ、Ｂ、Ｃ、そしてＤプランまである」と、胸を張って言い放った。

　ほとんどの選手が週末にリーグ戦を控えているために、全員が日本に集まるのは９日か１０日となる。「準備という点では日本が有利」とピム監督も言うが、ぶっつけ本番でも結果を残してきたのがオーストラリアだ。日本の切り札にもなるＭＦ松井は京都時代の教え子、ＭＦ中村俊の最新情報はＦＷマクドナルドからも得る。そしてフィンランド戦で、日本を丸裸にする。「首位にいるのはオーストラリア。ホームでプレッシャーがかかるのは日本の方だ」。ピム監督は不敵に言った。

　［2009年2月4日8時6分　紙面から］