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玉田ゴール決めて豪州戦リベンジに弾みを

シュート練習を繰り返すFW玉田(撮影・鹿野芳博)
シュート練習を繰り返すFW玉田(撮影・鹿野芳博)

 日本代表FW玉田圭司(28=名古屋)がオーストラリア戦へのリベンジに弾みをつける。4日の親善試合フィンランド戦に向けて3日、試合会場の国立で最終調整を行い、「オーストラリア戦のためにいい準備をしたい」と闘志を燃やした。11日のW杯アジア最終予選でぶつかるオーストラリアとは、06年のW杯ドイツ大会の対戦で出場できず、1-3の逆転負けをベンチで見届けた。岡田ジャパンのエース格に成長した今回の決戦で雪辱するため、まずはフィンランドを相手に景気づけの1発を決める。

 玉田の鋭い視線はもう、宿敵との決戦に向いていた。冒頭の15分間だけ公開された最終調整で軽快な動きを見せ、「(フィンランド戦は)大事だけど、それは11日のための試合。いい準備をしないといけない」と強調した。大切なのはあくまでオーストラリア戦。「どっちが強いかを決める試合になる」と言い切った。

 あの屈辱を忘れはしない。06年のW杯ドイツ大会初戦、オーストラリア戦。玉田はベンチ入りしたが出番はなく、チームは逆転負けした。「試合にも出なかったし、外(ベンチ)で見ることになって、試合も負けて…。本当に悔しい思いをした。人一倍、悔しさを味わったと思ってる」。1次リーグ敗退につながった黒星を険しい表情で振り返った。

 日本は07年アジア杯準々決勝のオーストラリア戦でPK戦の末に勝ち“リベンジ”を果たした。しかし、玉田はその試合でメンバーに入っていなかった。当時のオシム監督には一度も招集されず、「オレはもう(代表は)いいんだよ」と自虐的に笑ったこともある。

 W杯から2年8カ月がたち、個人的には果たしていないオーストラリアへの雪辱のチャンスをつかんだ。今や岡田ジャパンのエース格に成長した。前線でコンビを組むFW田中達は持病の腰痛を再発させ、フィンランド戦は欠場が確実。自分の責任が大きくなることは分かっている。

 自身の今季初戦となった1月28日バーレーン戦では国際Aマッチの連続ゴールが3試合で止まり、0-1で敗れた。それでも「体は重くなかったし、うまく前線でボールを回せた場面もあった」と悲観していない。フィンランド戦でゴールを決めて、オーストラリア戦へ-。リベンジへの思いをたぎらせ、前線で躍動する。【北村泰彦】

 [2009年2月4日8時21分 紙面から]


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