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岡田日本を元大分監督ら豪Jトリオが丸裸

 岡田ジャパンが、日本を熟知する3つの頭脳によって、丸裸にされる。オーストラリア協会は昨年12月付で、元大分監督のハン・ベルガー氏(58)をテクニカルディレクターに就任させたことが2日、分かった。これでかつて京都で指揮を執ったピム・ファーベーク監督(52)と、広島でのプレー経験があるグラハム・アーノルド・コーチ(45)と日本を知り尽くす男たちが結集。11日のW杯アジア最終予選での対戦を前に、日本代表にとって相手ベンチも大きな脅威になった。日本代表は2日、千葉合宿の2日目の練習を行い、11対11の実戦形式練習などをこなした。

 岡田ジャパンとの決戦に向け、宿敵オーストラリアが“3次元分析システム”を完成させていた。同国協会(FFA)は昨年12月、テクニカル・ディレクターとしてベルガー氏と4年契約を締結していた。FFAのバックリーCEOは「W杯で決勝に残るために彼を呼んだ」と説明した。

 だがこのプロジェクトは何よりも岡田監督にとって脅威だった。ベルガー氏は04年に大分の監督を務めた。オランダ協会開発の分析ソフトを武器に、横浜時代の岡田監督とも対戦。横浜が優勝した同年第1ステージの試合では、1-1の引き分けに持ち込んだ。

 Jリーグ2連覇という、岡田監督のキャリアの絶頂を知るだけに、手の内を知り尽くしているといっても過言ではない。しかも同氏の長男が日本人女性と結婚し、日本に在住している。同氏も年に1度は夫婦を訪れ、頻繁に連絡も取る。日本代表の最新情報も、常時取り放題だという。

 オーストラリアはピム監督が、大宮監督などを歴任し、日本を熟知している。07年アジア杯では韓国代表監督を務め、3位決定戦では日本に勝った。岡田横浜とも、03年に京都の監督として対戦した。アーノルド・コーチも、かつて広島でプレー。98年の第1次岡田ジャパンを、日本国内で見つめた。U-23代表監督も務め、同日本代表の視察・分析経験も。MF岡崎ら北京五輪世代の特長も知る。

 代表チーム外からも、昨季ACLで鹿島、G大阪と対戦したアデレードのビドマー監督(元広島FW)が、日本情報を提供できる。岡田監督は宿敵について「(FW)ケネディがカールスルーエで、ベンチ外の扱いを受けたのは知っている」と調査を欠かさない。しかしそれを上回る熱意で、相手は日本を分析する。岡田監督がオーストラリアの“複眼”によって、丸裸どころか、エックス線検査のように骨まで見通される。

 [2009年2月3日8時35分 紙面から]


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