岡ちゃんW杯予選豪戦で闘莉王先発起用へ
日本代表の岡田武史監督(52)が30日、DF闘莉王(27=浦和)のW杯最終予選のオーストラリア戦(2月11日)先発起用をほのめかした。この日、都内のJFAハウスで、フィンランド戦(同4日)とオーストラリア戦のメンバー25人を発表。昨年12月に左ひざの手術を受けた闘莉王を招集した。アジア杯予選のイエメン(20日)バーレーン戦(28日)で、セットプレーから失点した日本代表に、頼もしい守備の要が戻ってきた。
岡田監督が、珍しく口を滑らした。これまで、出場メンバーに関しては常に明言を避けてきた同監督が、オーストラリア戦に向け、闘莉王の起用をほのめかした。「万全ではないかもしれないけど、できるんじゃないか。フィンケ監督とも話をして、オーストラリア戦に間に合うようにトレーニングをしていると聞いた」と話した。
W杯最終予選に向けてのテストでもあった今月のアジア杯予選2戦で、日本はセットプレーから連続失点した。指宿合宿で、同監督は「闘莉王は常識的に間に合わない」と、オーストラリア戦起用をあきらめていた。しかしバックアップメンバーが実戦で結果を残せなかったことで、まだ万全ではないことを承知で招集に踏み切った。
「セットプレーからの失点は、特にオーストラリア戦では極力避けたい。実は年明け、セットの練習はほとんどしていない。対策をこれからやらないといけない」。岡田監督は、最も打点の高いヘディングを誇る闘莉王が戻る2月1日の合宿から、本格的なセットプレー対策を練ることを示した。
闘莉王はこの日、さいたま市内の浦和の練習場で、フィジカル、ミニゲームなど、約1時間半のチーム練習メニューをフルにこなした。昨年12月3日に内視鏡による左ひざのクリーニング手術を受け、いまだに治療は続いているが「このために、リハビリしてきた。いろんな混乱があって代表の力になれなかったけど、戻った喜び、感謝の気持ちを忘れずに自分のベストを尽くしたい」と意気込んだ。
屈辱の地・バーレーンのマナマから帰国した岡田監督は、一夜明けたこの日「これがいきなりオーストラリアだったら怖かった。厳しくきてくれたバーレーンに感謝したい」と振り返った。欧州組が合流し、闘莉王も復帰するオーストラリア戦は、もう言い訳できない。ベスト布陣の岡田ジャパンが、3連勝スタートの最強オーストラリアを迎え撃つ。【盧載鎭】
[2009年1月31日8時49分 紙面から]
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