岡田監督完売イエメン戦へ「全身全霊を」
岡田ジャパンが「完売試合」で勝利を収め、09年の戦いに勢いをつける。サッカー日本代表は20日、今年初戦となるアジア杯最終予選イエメン戦(熊本)に臨む。熊本初開催の代表戦は約2万6000枚のチケットが昨年12月1日に売り切れ、岡田武史監督(52)就任後では2度目の完売。同監督は新戦力とともに「全身全霊をかけて」勝利すると約束した。同じく完売した2月11日のW杯最終予選オーストラリア戦(横浜)に向けて弾みとなる白星を狙う。
熊本での非公開練習を終えた岡田監督の顔は戦闘モードに変わっていた。10年W杯に向けた勝負の年に迎える初戦は、07年12月の監督就任後、2試合目となるチケット完売。「見ている人にプライドをかけ、全身全霊をかけて戦う姿をお見せしたい」。熊本のファンに敬意を表しながら白星発進を誓った。
イエメン戦のチケットは発売から約10日後の昨年12月1日に完売となった。当日券はない。熊本県内の各テレビ局が会場への交通が混雑することを繰り返しアナウンスするなど、盛り上がりを見せている。そんな地元の高揚感を受け、岡田監督は「選手にもう1度、日の丸を背負って戦うことはどういうことかを話したい。親善試合でも候補合宿でもない。国際試合として戦う、責任があることだから」と意識的にチームを鼓舞しようとしている。
岡田ジャパンにとってはチケット完売の満員に近いスタンドが追い風になりそうだ。98年フランスW杯前の第1次体制時には国内7戦中6戦でチケットが完売し、戦績は2勝3分け1敗。今回の第2次体制の完売は昨年5月24日キリン杯コートジボワール戦だけだが、同戦は1-0で勝利している。同じく完売となっている2月11日のW杯最終予選オーストラリア戦に向け、イエメン戦の完勝で弾みをつけたい。
9年ぶりの代表監督復帰から414日。岡田監督は「最初はこんな時期に公式戦と頭にきたけど、オーストラリア戦の前に実戦ができるのは良かった」。1年以上の積み重ねが余裕を生んでいる。欧州組や常連選手が不在の中、新戦力で臨む09年初戦。満員となったスタンドの声援を後押しに、岡田ジャパンが最高のスタートを切るはずだ。
[2009年1月20日8時19分 紙面から]
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