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寺田＆高木生き残りへイエメン戦ＣＢ
- 並んで体をほぐすＤＦ寺田（左）とＤＦ高木（撮影・栗山尚久）
日本代表ＤＦ寺田周平（３３）と高木和道（２８）にとって、２０日のアジア杯予選イエメン戦（熊本）が、代表生き残りをかけた「センターバック試験」となった。全国で大学入試センター試験が始まった１７日、ＤＦ森重と阿部勇が故障で代表を離脱。さらに水本も左足の張りを訴え、センターバックで無事なのは寺田と高木の２人だけとなった。
ＤＦ中沢の合流は２２日の予定で、左ひざを手術した闘莉王は２月１１日のＷ杯最終予選オーストラリア戦の出場も難しい。そんな苦しい台所事情は、２人にとってはチャンスだ。寺田は「気持ちは高ぶっている。セットプレーではゴールを狙う」と宣言。高木も「なかなかないチャンス。いいスタートを切る意味でも大事」と喜んだ。
これまで中沢、闘莉王が２人そろって不在だったことはなく、イエメン戦は定位置確保へのアピールの場になる。岡田監督は「真ん中（の数）が３人でピッタリ。（ベンチ外を）選ばなくて済んだ感じ」と冗談交じりに言ったが、それも寺田と高木への期待の裏返しだ。岡田監督の視線を背中に感じ、寺田は「生き残りのため大事？ もちろんです」と気合を入れた。【村上幸将】
［2009年1月18日8時13分 紙面から］
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