南アフリカW杯
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岡田監督闘莉王抜き覚悟ＣＢ阿部勇テスト

: 練習の合間に、選手とのパス回しに興じる岡田監督（右）は笑顔でハッスル

　日本代表の岡田武史監督（５２）が１６日、合宿先の鹿児島・指宿で、左ひざの手術から回復途中の浦和ＤＦ闘莉王について、２月１１日のＷ杯予選オーストラリア戦（日産ス）に「常識的に間に合わない」と発言した。浦和のドクターから、対人練習が可能になるのが２８日以降になると報告を受け、起用が難しいと判断した。闘莉王本人はこの日、浦和の宮崎合宿には帯同せず、クラブハウスに残ってリハビリを行った。

　岡田監督は闘莉王の現状について「１１月２９日のＧ大阪戦から試合をやっておらず、筋力が戻っていない。戻して対敵練習に入るのが２８、２９日になると難しい」と話した。浦和と代表のドクターが常時連絡を取っており、「少しでも早く始められればいいが、僕らは結論を出せない。レッズサイドのこと」と、浦和に判断をゆだねている。

　この日は練習前に、戦術ボードを使って７分間「青空ミーティング」を行い、攻守の基本を再確認した。さらに胃腸炎から復帰したＤＦ阿部勇を、センターバックで試した。２月４日のフィンランド戦（国立）以降の重要な局面を、闘莉王抜きで戦う「危機」に向けた準備が始まった。

　［2009年1月17日8時19分　紙面から］