南アフリカW杯
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岡田監督が香川＆乾に居残り「頭」特訓

: ヘディングシュートの特訓を受けたＭＦ香川は、ダイビングヘッドを決める

　日本代表の「新星２人」が「岡田塾」で特訓を受けた。Ｃ大阪のＭＦ香川真司（１９）と乾貴士（２０）が鹿児島・指宿合宿５日目の１４日、岡田監督の指名を受けて居残りヘディング練習。約６分間、シュートを続けたが、ともにゴール枠を外してばかりだ。

　宿舎では同部屋で、Ｃ大阪の私生活でも２４時間一緒に過ごす仲だが、ピッチに立てば代表生き残りをかけるライバルだ。

　乾　あれ（居残り練習）は（香川）真司のせいです。１人じゃ寂しいって言うから、オレもやることになって。オレもヘディングは苦手だけど。でも、真司よりはうまいっす。

　香川　いやっ、オレの方が乾よりうまいでしょ。実際、オレの方が（ゴールの方に）飛んでたしね。お互い下手だけど、アイツには負けたくないっすよ。

　まるで「どんぐりの背比べ」。昨年６月のタイ遠征以来、香川にヘディング特訓を課してきた岡田監督も苦笑いだが、期待は大きい。香川はイエメン戦の先発が濃厚。乾も初招集の今合宿で好調を維持しており、抜てきされる可能性が高い。香川は「代表に呼ばれるだけじゃなく結果を残したい」。乾も「出れば点に絡む」と宣言した。Ｊ２同一クラブ勢の同時出場は、０２年Ｗ杯トルコ戦の森島＆西沢以来。日本の未来を担う２人が、刺激し合いながら成長していく。【益子浩一】

　［2009年1月15日8時11分　紙面から］