岡田日本隠し玉は石櫃!イエメン戦先発も
09年の隠し玉は石櫃(いしびつ)だ! 日本代表は10日、鹿児島・指宿市内で始動した。岡田武史監督(52)は、初招集のDF石櫃洋祐(25=神戸)を「身体能力が高く可能性ある」と高評価。初日からいきなり実戦メニューを課し、右サイドバック(SB)の位置に入れた。今年は10年W杯南アフリカ大会出場が決まる重要な年。その初戦となる20日のアジア杯予選イエメン戦(熊本)で、石櫃を抜てきする可能性も出てきた。
気温4度。8メートルの強風にみぞれも交じるなか、岡田ジャパンが09年のスタートを切った。岡田監督は冷たい雨も気にせず約2時間、黙々と練習の指揮を執る。練習前には、22人の選手に「代表候補として競争しに来たのではない。公式戦を戦うために呼んだ」と新年最初のゲキ。報道陣には「集中していないから『寒い』と思うんだ。オレは全然寒くなかった」と真顔で言った。
W杯出場がかかる勝負の年の一番星に挙げたのが、初招集の石櫃だ。「身体能力が高く可能性がある。まだ粗削りだが、魅力的な選手だ」。高い評価を裏付けるように、ハーフコートを使った変則的なミニゲームでは不動の右SBに成長した内田を左に置き、石櫃を右で固定した。大阪学院大時代に、元日本代表の加茂周監督(現関学大監督)の指導を受けたことのある若武者の突破力と勢いに期待をかけた。
復帰就任1年目の昨年も内田のほか、香川ら若手を積極起用してきた。岡田監督は「SBは4人くらい固まってきている感がある。活性化したい」と明かし、石櫃のアピール次第ではイエメン戦で先発起用する可能性もある。石櫃は「(岡田監督は)今までテレビでしか見たことなかったっすからね。監督からは『頑張れよ』って言われました。試合に出られるようにしたいっす」と丸刈り頭をかいた。新たな血が期待通りの働きをすればするほど、日本のW杯出場はグッと近づいてくる。【益子浩一】
[2009年1月11日8時36分 紙面から]
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