南アフリカW杯
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なでしこドイツ破り決勝Ｔ／Ｕ20女子Ｗ杯

＜Ｕ－２０女子Ｗ杯：日本２－１ドイツ＞◇１次リーグ◇２３日（日本時間２４日）◇サンティアゴ

　ヤングなでしこジャパンが、歴史的勝利をあげた。世界女王ドイツと対戦した日本は前半４１分にＭＦ小山季絵（２０＝早大）のゴールで先制。後半に追いつかれたものの、同３８分にＦＷ永里亜紗乃（１９＝日テレ）が決勝ゴールを決めて２－１で振り切った。２連勝でＣ組首位に立つとともに、８チームによる決勝トーナメント進出も決定。１１年に開催国としてＷ杯３連覇を狙うドイツを倒し、勢いに乗った。

　歴史的な勝利にも、佐々木監督は「驚いてはいません」と平然と言った。ドイツや米国という世界の強豪に勝つ準備をしてきた。この日も２大会ぶりの優勝を狙う相手と互角に渡り合い、シュート数でも１５対１１と上回った。１得点１アシストの小山も「（チーム立ち上げから）１年半やってきたことが出せた。最初のコンタクトで今日は行けると思いました」と胸を張った。

　北京五輪でベスト４、Ｕ－１７Ｗ杯で米国を破った。そして、世界の女子サッカーを引っ張ってきたドイツにも勝った。「コンディションを整え、気を引き締めて臨みたい」。佐々木監督は２７日（日本時間２８日）のコンゴ戦に向けて話したが、もちろん視線の先にははっきりと見えてきた世界の頂点がある。

　［2008年11月25日8時20分　紙面から］