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岡ちゃん「まだまだ」仙台若手視察も不発

: 横浜ＦＣ対仙台戦視察に訪れた岡田監督（右）はオシム氏（左）の隣に座る

　日本代表の岡田武史監督（５２）が、勝負の０９年に向けて早くも始動した。２２日、横浜ＦＣ－仙台戦をニッパツ三ツ沢球技場で視察。カタール戦から２０日に帰国し、中１日で精力的に代表候補選手をチェックした。来年１月２０日のアジア杯予選イエメン戦から始まる連戦を見据えて新戦力の発掘は急務。候補として挙がっている仙台ＦＷ中島、ＤＦ菅井、２２歳のＭＦ関口らのプレーを、オシム前監督と並んで真剣に目で追った。

　カタール戦で３－０の快勝。Ｗ杯へ大きく前進したが、岡田監督は動きを止めなかった。「（神奈川県内の自宅から）近かったし、サッカーを見に来ただけ」ととぼけたが、すでに加藤、大熊両コーチがチェックした３選手を自身の目で確認。ＭＦ香川をチェックした９月１５日の岐阜－Ｃ大阪戦以来のＪ２戦を「面白かった」と話したが、仙台の若手については「まだまだだね」と厳しかった。

　２３日には川崎Ｆ－Ｇ大阪を視察。１２月８、９日には候補選手を集めて体力チェックなどのミニキャンプも行う予定。欧州組と天皇杯上位の選手抜きで戦うアジア杯予選、さらに６月のＷ杯最終予選３連戦と厳しい戦いが待ち受ける０９年に向けて、選手層は厚いほどいい。日本の「救世主」を求めて、岡田監督の選手探しは休みなく続く。【荻島弘一】

　［2008年11月23日8時36分　紙面から］