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俊輔&闘莉王で完封&トドメ/W杯予選

後半23分、頭でゴールを決める闘莉王。手前は寺田
後半23分、頭でゴールを決める闘莉王。手前は寺田

<W杯アジア最終予選:日本3-0カタール>◇A組◇19日(日本時間20日)◇ドーハ

 守備重視で臨んだ日本代表MF中村俊輔(30)は、DF闘莉王(27)とともに最終予選初の完封勝ちをもたらし、2人のコンビでダメ押しの3点目も入れた。

 攻守の柱が、絶妙なハーモニーでとどめを刺した。後半23分の右CK。中村俊がMF遠藤を手招きする。この試合初めてのショートコーナーだ。タイミングをずらされた相手の一瞬の動揺を見逃さない。闘莉王が、逆サイドへタイミングよく走り込み、低空高速ボールを、左ポストとGKの間に頭でたたいた。カタールを絶望のドン底に突き落とす3点目。直後に、白い衣装に身を包んだ相手サポーターは席を立ち始めた。

 「今日は守備でも頑張ったよ。走ったね。みんなも体を張っていたし、ああいうプレーがチーム力を上げていくと思う」。常に自分のプレーを淡々と振り返る中村俊が、珍しく明るい表情で自画自賛した。前半30分と後半25分すぎに、相手陣でボールを奪われると、猛ダッシュで戻り、奪い返した。攻撃は当然だが、守りのリーダー中沢不在を感じさせない献身的な守備で、イレブンを鼓舞した。

 エースFWセバスティアンの頭を目掛けた相手のロングボールをことごとくはね返した闘莉王は「アウェーで3点取って、失点をゼロで抑えるのは難しいからね。得失点差を考えても大きな3-0。試合前にプレッシャーは感じていたけど、迷いはなかった」。完封を意識し、得意の攻め上がりを極力抑えた。的確な読みでスルーパスを遮断し、相手陣深くまで大きくクリアすることで、味方に余裕を持たせた。

 来年2月11日にはホームで、オーストラリアとの上位決戦が組まれている。中村俊は「相手はほとんどの選手が欧州でやってるし、W杯本大会に向けての予行演習にもなる。もちろん勝ちにいくよ。今日はみんな、共通意識を持ったいいイメージができたと思う」。中村俊と闘莉王が、全員攻撃、全員守備の見本を見せた上での圧勝。今後につながる、意義のある一戦だった。

 [2008年11月21日8時5分 紙面から]


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