FW岡崎がシリア戦は“俊輔の位置”
日本代表のFW岡崎慎司(22=清水)がシリア戦で、右サイドで先発の可能性が高まった。戦術練習で右サイドに入ると、思い切りのいい突破からチャンスをつくった。「サイドをやるのは今日に限ったことじゃない。慣れないといけないし(トップと)どっちでもやらないと」と意欲を見せた。
右サイドは代表の大黒柱・MF中村俊の定位置で、ここから繰り出される正確なパスからすべての攻撃が始まると言っても過言ではない。もちろん同じプレーはできないが、岡崎は「直接崩したり、サイドバックの裏を突いたり。それが自分の持ち味なんで」と、自分らしさを貫くつもりだ。
11日は滝川二高時代の監督で、現神戸の黒田アカデミー事業本部長が訪れた。右足をたたくしぐさを見せた恩師に笑顔で応えた。「僕が出る場面は攻撃的にいく時。自分がやることをやる。どこからでもゴールは取れる」。中村俊が戻れば控えに回るが、シリア戦で結果を出せば、カタール戦もチャンスが巡ってくる可能性は高い。
ホムスタでは7月の北京五輪壮行試合オーストラリア戦と、9月20日の神戸とのリーグ戦で1ゴールずつ決めており験もいい。岡崎が地元兵庫で3連発を狙う。【村上幸将】
[2008年11月12日9時32分 紙面から]
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