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中沢右股関節に痛み19日カタール戦欠場か

右股(こ)関節に違和感を覚えピッチにうずくまる横浜DF中沢。左は榎本
右股(こ)関節に違和感を覚えピッチにうずくまる横浜DF中沢。左は榎本

 日本代表の守備の要・横浜DF中沢佑二(30)が、岡田ジャパンから離脱する可能性が出てきた。8日のリーグ京都戦前半41分に、右股(こ)関節の痛みを訴え、途中交代した。右股関節ねんざの疑いが濃く、10日の精密検査しだいでは、13日の親善試合シリア戦(神戸)の出場が絶望的に。19日のW杯アジア予選カタール戦(ドーハ)への帯同にも、影響を及ぼすとみられる。MF中村俊、GK楢崎に続いて、岡田ジャパンの主軸が「負の連鎖」に襲われた。日本代表岡田武史監督(52)も、相次ぐ主力離脱の危機に、チーム再編成を強いられそうだ。

 鉄人中沢にとって、実に1666日ぶりのリーグ戦負傷退場だった。京都戦の前半37分、両手でバツ印をつくり、ピッチ外に退避した。「試合序盤に右でん部を打撲して、それ自体は大丈夫だったんだけど、プレーを続けるうちにだんだん股関節のあたりに違和感が出てきた」。工藤チームドクターと話しながら、患部を動かして痛みを確認し、再度ピッチ内へ。直後に右足インサイドでボールを蹴った瞬間、強い痛みが走った。再びバツ印を示し、同41分にベンチに退いた。

 右肩を脱臼した04年4月17日G大阪戦以来の緊急事態。中沢は「ピッチに戻る時に走れたので、大丈夫かと思った。でも実際にはボールが蹴れなかった」とため息をつき、やや足を引きずりながら会場を後にした。工藤ドクターによれば、他選手のひざが右でん部に入って打撲した際に、その勢いで股関節も強くひねった可能性が高いという。正確な診断には、10日の精密検査を待つ必要があると断った上で「股関節ねんざの疑いがあります。同じ股関節痛であるそけい部ヘルニアのように、慢性化する心配は少ない。でも逆に、4、5日で回復するようなものでもない」との現段階での見解を語った。

 「軽症であることを祈るほかない」と中沢。MRI(磁気共鳴画像装置)検査などのため、10日開始の神戸合宿に冒頭からは参加できない。13日の親善試合シリア戦への出場は難しく、仮にカタール戦に間に合っても、試合勘や調整面で不安が残る。日本代表のセンターバックは中沢と闘莉王を脅かす存在がおらず、最も層の薄いポジション。加えて中沢は、合宿中に積極的に他選手を散歩に誘うなど、コミュニケーションがうまい精神的支柱でもある。すでに負傷している中村俊、楢崎と合わせると、国際Aマッチ通算226試合。W杯も経験しているベテラン3人を欠けば、難敵カタールとのアウェー戦は苦戦必至だ。【塩畑大輔】

 [2008年11月9日8時52分 紙面から]


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