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岡ちゃんアウエー史上最多26人帯同へ

日本代表を発表した岡田監督
日本代表を発表した岡田監督

 岡田ジャパンが史上最大の総力戦で「ドーハの悲劇」を回避する。日本サッカー協会は6日、親善試合シリア戦(13日、神戸)とW杯アジア最終予選カタール戦(ドーハ)のメンバー25人を発表。岡田武史監督(52)はカタール戦まで全メンバーを帯同することを明言した。追加招集を検討中のMF稲本潤一(29=フランクフルト)を含めて、W杯予選の日本代表史上最多26人の大所帯を結成。欧州組の状態不良まで想定し、試合前夜まで全選手を見極め、ベンチ登録18人を決める考えだ。

  並々ならぬ決意を、メンバーリストに込めた。都内のJFAハウスで会見に臨んだ岡田監督は、選手名で埋まった紙を握りしめて言った。「いつもより多めに選んでます。絞り込みは、今回しません」。現在、W杯出場圏内のA組2位だが、カタールに敗れれば3位転落の危機に直面する。キックオフ24時間前のベンチ入りメンバー提出期限ぎりぎりまで、最大限の選択肢を残しておきたかった。

 W杯予選とはいえ、長距離移動を伴うアウェー戦の場合、遠征人数は通常20~23人。ホーム開催だった前回10月のUAE、ウズベキスタン戦(埼玉)でさえ、23人を招集して最終的には20人に絞り込んだ。今回は最大26人が最後まで帯同する。ベンチ外8人。同時期の天皇杯やリーグ終盤戦を控えるクラブの反発は避けられない。それでも、予選を突破した過去2大会でも例がない史上最大の「総動員」を強行する。

 岡田ジャパンの核を担ってきた頼みの欧州組は「体調がはっきりしない選手もいる」ため、計算できない。クラブで出場機会が激減している松井は実戦感覚に不安があり、中村俊は右足首痛に加え、16日にハミルトン戦をこなす過密日程。「最短で前々日(17日)の昼だけど、いい状態で戦える方法を考え、前々日の夜に着くことになった」と体調を優先させるしかなかった。10月末に左太もも裏を肉離れした稲本を「15日の試合(ドルトムント戦)を万全な状態でやれるなら」追加招集。A代表未経験者を入れず、経験豊富な橋本を2月の東アジア選手権中国戦以来、9カ月ぶりに代表復帰させて最悪のケースに備えた。

 ドーハは日本が94年米国大会予選で「悲劇」を演じた因縁の地。当時テレビ解説者として現地で生観戦した岡田監督は、予選敗退を目の当たりにして号泣した。常々「先のことは考えない。目の前の1試合を戦う」と誓ってきた指揮官が、戦力を結集して背水の陣を敷く。【山下健二郎】

 [2008年11月7日8時41分 紙面から]


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