南アフリカW杯
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川淵Ｃ外務省相談しマラドーナ監督呼ぶ？

　いらっしゃい、マラドーナ！　「お騒がせ男」と対戦できるなら、日本協会幹部も奔走します－。

　アルゼンチン代表監督にマラドーナ氏の就任が内定したニュースに、マレーシアから１０月３１日早朝に帰国した同協会名誉会長の川淵三郎キャプテン（７１）は敏感に反応した。「マラドーナが監督？　本当なの。監督として（力量）はどうか分からないけどアルゼンチンでは（日本の）長嶋（茂雄）さん（巨人終身名誉監督）よりもカリスマ性があるかもしれない。ストレスでやせるか太るか、どっちかだね」と興味津々だ。

　型破りな行動で世界的な人気、知名度を誇る「お騒がせ男」率いるアルゼンチンと人気低迷に苦しむ岡田ジャパン。対戦となればまさにドリームカードだ。同キャプテンは「マッチメークしたら」の条件付きながら、コカイン吸引などの犯罪歴で日本政府から入国を拒否されたことがあるマラドーナ氏が、日本で指揮を執れるよう全力を挙げることを約束。「国が認めた代表監督なら、入国させないというわけにはいかないだろう。拒否したら外交問題になる可能性もある。呼ぶ際には外務省に相談しないとね」と本気だ。

　日本協会の犬飼基昭会長（６６）も「現時点でのアルゼンチンとの試合予定はない」としながらも「毎回、日本とベストメンバーで戦ってくれる。協会との友好関係も続いている。（仮に対戦が）決まったら動くよ」。日本代表のレベルと人気アップへ、間違いなく起爆剤となるマラドーナ監督率いるアルゼンチンとの対戦。「神の手」を使ってでも実現してみますか？

　［2008年11月1日9時55分　紙面から］