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朗報!?ジーコ氏ウズベク戦来日キャンセル

: サッカーのジーコ元日本代表監督

　ウズベキスタン代表のアドバイザー就任を要請されている元日本代表監督のジーコ氏（５５）が、来日を急きょキャンセルしたことが１１日、分かった。ウズベキスタン代表のアドバイザーとして、１５日のＷ杯アジア最終予選の日本戦に備えて来日を予定していたが、監督を務めるクルブチ（ウズベキスタン）のリーグ戦の延期分が、最終予選前日の１４日に組まれたため、断念せざるを得なくなった。日本代表の岡田監督も、日本代表の選手を熟知する同氏が来日を取りやめたことで「脅威」がひとつ消えたことになる。

　ジーコ氏は９月にクルブチの監督に就任したばかりで、８日のアジア・チャンピオンズリーグ（ＡＣＬ）アデレード戦では０－３と大敗した。それでもウズベキスタン代表の助っ人として来日を予定していたが、延期された第２１節のシュルタン戦（アウェー）が１４日に組み込まれたことで事態が変わった。チームから代表に８人を送り出しているため、チーム編成も不可欠。１９日にもリーグ戦が控える過密日程も足かせとなったという。

　ジーコ氏来日中止の一報は、この日、都内で合宿中の日本代表メンバーにも届いた。ＧＫ川口は「話にも出ますけど。日本と戦うのはジーコ監督も複雑だろうし」。ＤＦ駒野は「来る、来ないで僕らが変わることはない」と強気に言った。岡田監督はジーコ氏来日について一貫して「関係ない」と言い続けてきたが、元代表監督が相手チーム側にいるのはやはり気持ちのいいものではない。情報戦の不安材料がひとつ消え、これでピッチ内での戦いだけに集中できそうだ。

　［2008年10月18日11時21分　紙面から］