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俊輔1人でも行く、攻撃の形より勝ち点3

センタリングを上げるMF中村俊(右)。左はMF遠藤、中央はDF闘莉王
センタリングを上げるMF中村俊(右)。左はMF遠藤、中央はDF闘莉王

 日本代表の司令塔MF中村俊輔(30)が、異例の「単独カウンター指令」を出した。15日のW杯予選ウズベキスタン戦に向け、14日埼玉スタジアムで最終調整を行った。アウェーで守備を固める可能性の高い相手が陣形を整える前に、単独突破で守備網を崩すことも必要と説いた。パスサッカーを基本にしつつ、泥臭く勝利にこだわり、中央アジアの強豪から勝ち点3をもぎとりにいく。

 場合によっては、理想のパスサッカーを捨ててでも勝ち点3を強奪する! ウズベキスタン戦前夜の公式練習後。中村俊は予選突破には白星必須の、ホーム戦への意気込みを語った。

 中村俊 勝ち点3が一番大事だという考えをみんなブレずに持っていないと。きれいな得点じゃなくてもいい。そういうゴールを決めたいイメージが大きくなって、顔を上げた瞬間に、つなぐために横パスとかすると、その間に相手の4-4-2布陣がすぐに引いてしまうから。だから1人でいけるところはこじ開けて、シュートまで持っていくとかが必要だと思う。

 組織プレーを何よりも重んじる男が、あえて出した単身突撃指令。ウズベキスタンのビデオを、擦り切れんばかりに何度も見た結果だった。欧州流4-4-2で組織的に守るDF陣は、形を整えれば簡単には崩れない。だが9月のW杯予選カタール戦では、4バックが守備組織を整える前に、カウンター攻撃を受けて混乱した。決して戻りの速くない守備ラインは、相手攻撃陣の個人突破の前に、なすすべなく失点した。

 日本にも玉田、大久保らドリブラーがそろう。美しいパス攻撃にこだわり、相手の弱点を突く好機を逃すことはない。

 中村俊 前回のW杯予選でも、北朝鮮戦の最後にロングボールから大黒が決めたり、バーレーン戦でがむしゃらに攻めて自殺点を呼んだりした。形はきれいじゃなくても、ホームの勝ち点が取れれば大きい。

 たとえ単身突撃でも、シュートがGKの手をはじけば、後続の選手がゴールに押し込むチャンスも生まれる。だからとにかく、ゴールへ突進しろ! 泥臭くてもいいから勝つことが大事と、司令塔は訴えていた。【塩畑大輔】

 [2008年10月15日9時41分 紙面から]


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