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テレ朝がウズベク戦で選手目線の斬新映像

 FKを蹴る瞬間、俊輔には相手のカベがこんなふうに見えてます! これまでお茶の間で目にできなかった画期的な映像が、テレビ朝日が中継する日本-ウズベキスタン戦から登場する。日本のスポーツ中継では初めて導入され新技術「ウルトラビジョン」で、縦横自由にカメラアングルを変え、見たいと思う視点、角度からのプレーを提供できるようになる。

 イメージはサッカーゲームにある得点シーンのリプレー。例えばゴール前の直接FKをMF中村俊が蹴るとする。これまではゴール、カベ、キッカーの延長線上にテレビカメラがなければ1つの画面に収まらず、視聴者にイメージが伝わりづらかった。それがウルトラビジョンなら、まるでキッカーと同じ位置にカメラがあるようにアングルを変えられる。視聴者は「選手目線」でプレーをイメージできる。

 パソコンでの画像加工に10~15分程度かかるため、プレー直後に即リプレーというわけにはいかない。テレビ朝日では「ハーフタイム中の露出を第一に考えています。試合中に得点が入った場合にも入れていきたい」。昨年3月には1秒間に最大300コマのウルトラスローを導入した同局だが、最終予選ホーム初戦に米国スポーツビジョン社が開発した技術を投入。さまざまな角度からプレーを紹介することは、視聴者を楽しませると同時に、サッカー選手のレベルアップにもつながりそうだ。

 [2008年10月14日6時53分 紙面から]


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