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岡田監督の裏技!限界の芝刈り22ミリ

 日本代表の岡田武史監督(52)が「打倒ウズベキスタン」へ総力戦を宣言した。12日、都内で行われた代表合宿での練習後に「勝つためにできることはすべてやる」と断言。すでに試合会場の埼玉スタジアムには、得意の速いパスワークを生かすために芝を限界点の22ミリまで刈り込むよう発注。この日から3日間連続で練習を非公開とし、決定力不足のFW陣には連日のシュート練習を課した。ホームの利を最大限に生かして、確実に勝ち点3を奪う。

 練習後にピッチを2周走った岡田監督の顔が、さらに赤くなった。報道陣から「ウズベキスタンは2敗しているが」と聞かれた途端「2敗してようが、2勝してようがベストを尽くす。勝つためにできることは何でもやる」と言い放った。その言葉通り、必勝への準備を着々と進めていた。

 (1)芝 この日朝、練習場の管理者に「芝を刈って欲しい」と要請した。得意の速いパスワークを、練習から最大限に生かすのが目的だった。実は試合会場の埼玉スタジアムにはひそかに「限界」といわれる22ミリまで刈り込むように発注していた。2月のタイ戦の際に依頼した23ミリよりさらに1ミリ短い。「本番で速いパスを出せるようにということでした。限界の短さで、これ以上刈ってしまうと芝が生えなくなってしまう」と関係者は話した。

 (2)非公開練習 戦術練習が中心となるこの日から3日間は「相手に余計に情報を伝える必要はない」と冒頭の15分間以外を非公開にした。さらにこの日は、練習場の一部を、青いシートで目張りする、念の入れよう。最近は代表人気低下から集客に苦労し、日本サッカー協会の犬飼会長から親善試合の事前練習を公開にするよう注文されたが、今回はW杯最終予選ということで躊躇(ちゅうちょ)はなかった。練習場周辺の警備も厳重で、チームスタッフの車まで止められた。

 (3)居残りシュート練習 FW巻ら攻撃陣7人に、2日連続で居残り練習を課し、さらにゴール左右上隅や左下隅など制限もつけた。11日は制限なしで105本中66本入ったが、難度が上がったこの日は119本中23本だけだった。居残り練習だけで精度が上がるとも思えないが「特効薬はないし、やり続けるしかない」と岡田監督。FW岡崎は「実になった」と笑みを浮かべた。

 ウズベキスタンは11日の親善試合で韓国に0-3で大敗したが油断はない。「(司令塔の)ジェパロフも疲労で出てないし、後半で8人も代えたから」と試合ビデオの分析も前半で切り上げた。この日は控え組に相手の布陣を取らせるなど、完全に戦闘モード。「明日から思い切ったことをする予定。当日、体調はいいところにくると思います」と、岡田監督は不敵に笑っていた。

 [2008年10月13日10時19分 紙面から]


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