岡田日本ウズべク戦は低い高速クロスで
岡田ジャパンに、対ウズベキスタン用の新兵器が完成した。サイドから低く速いクロスを、グラウンダーでニアサイドに放り込む。平均身長183センチと大型の、ウズベキスタンDFのもろい足元を突き決定機をつくる狙いだ。UAE戦を終え、10日にチームは都内へ移動。この日の練習は控え組だけでおこなったが「必殺岡ちゃんクロス」に磨きをかけた。
雨にぬれたピッチで、ニアを狙ってサイドから出されたクロスは、1段階スピードが増していた。この日都内で行われた練習は控え中心だったが、サイドからの崩しを繰り返し行った。MF中村憲は「みんなトラップする技術はある。パスを強く出すことを意識すれば」と「高速クロス」に手応えをつかんでいた。
7日に新潟で始まった合宿以降、岡田監督は「ニアだけ狙えばいい」と言い続け、練習でも徹底させた。平均身長183センチを誇るウズベキスタンDFの高さは、岡田監督自身「厳しい」と認めるようにやっかいだ。ただ0-3で大敗したカタール戦でも、ウズベキスタンは足元での速いボール回しに対応できなかった。指揮官は低い高速クロスは、弱点を突く最高の武器と判断したようだ。
徹底的にニアにボールを集め、ゴール前に1人が飛び込み、空振りに終わっても、守備陣が密集し混戦状態になった背後を、もう1人が攻める。「一粒で二度おいしい」攻撃だ。UAE戦でも後半27分にDF内田が右から放った低いクロスが、MF香川の先制弾を生んだ。
9月29日のメンバー発表の際、岡田監督は「(高さを利した)パワープレーも、サインプレーもしない。ただ攻撃の的を絞りたい」と明言した。そしてこの日、フリー調整だった長友は「監督が言った『的を絞る』というのはこのことだと思う。チームで意識が徹底できていて、いい感じになっている。楽しみ」と期待した。【村上幸将】
[2008年10月11日8時23分 紙面から]
関連ニュース
※ニュースの日記を書く方法はこちらで紹介しています。
このニュースには全0件の日記があります。
キーワード:
日本代表ニュース
- 西村審判南ア報告会見「目標達成できた」 [17日07:42]
- ドゥンガ監督から日本語で抗議受けました [16日19:36]
- 闘莉王合流ピクシー激励に「やる気出た」 [16日08:42]
- 岡田監督後任「できるだけ早く決めたい」 [16日07:40]
- 日本招致委、森島氏招致アンバサダー就任 [14日08:15]
海外予選ニュース
- 予言タコ、パウル君にスペインユニホーム [23日09:32]
- マラドーナ、協会会長と21日に去就会談 [20日08:49]
- パウル君トレード拒否「売却考えてない」 [17日09:35]
- W杯無得点イングランド代表へスキー退く [16日08:47]
- ベッカム代表意欲「引退考えることない」 [16日08:45]
ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは