岡田監督が稲本に異例の自室指導
日本代表の岡田武史監督(52)が、異例ずくめの始動でMF稲本潤一(29=フランクフルト)をテストする。7日、W杯アジア最終予選ウズベキスタン戦(15日、埼玉ス)に向け、新潟合宿がスタート。岡田監督は練習前に稲本を自室に呼びマンツーマンで戦術を説明。合宿初日としては異例の紅白戦(10分×2本)まで実施して、稲本の動きを確認した。9日の国際親善試合UAE戦で最終チェックし、ウズベキスタン戦のピッチに送り込むつもりだ。
いきなり岡田監督が動いた。練習前の宿舎で稲本を自室に呼んだ。自らDVDを操作して1プレー、1プレー、戦術を説明していった。密室での「特別授業」は約15分間。同監督は「ホテルに早く来ていたからね。ビデオを見せただけ」とだけ話したが、合宿初日すぐにマンツーマンで指導するのは、期待の表れだ。
グラウンドでは、主力組と控えを分けた11対11の紅白戦を実施した。合宿初日では異例。稲本を主力組のボランチで最後まで使い、見極めた。同監督は「もともと実力のある選手だけど、今日は素晴らしかった。(所属する)ドイツではマンツーマンでやっているみたいだけど、こっちのやり方にも慣れてきた気がする」とチームプレーに徹し、連動的に動いた稲本へ最大限の賛辞を贈った。
最終予選初戦の9月6日バーレーン戦で、まだ代表の戦術に慣れていないとして、稲本をベンチから外した。だが、2度のW杯に出場した経験はチームにとって不可欠。今回は特別授業、異例の紅白戦を経て、代表に順応させようと必死だ。UAE戦で最終チェックし、ウズベキスタン戦でもゴーサインを出せるか、最終判断する見通しだ。
岡田監督の思いは、稲本にも伝わった。「チームコンセプトと、個人なりにどう連動して動くかを監督に言われた。攻守の切り替えを速くすること、自分のプレーをどう生かすか、その点を指摘された」。稲本の再生が、ウズベキスタン戦の鍵を握りそうだ。【益子浩一】
[2008年10月8日9時13分 紙面から]
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