岡田ジャパンにジーコ氏立ちはだかる?
日本代表を06年W杯ドイツ大会に導いたジーコ元監督(55)が、日本の前に立ちはだかる可能性が出てきた。同氏がウズベキスタンリーグ・クルブチの監督に就任することが濃厚だと、アジアサッカー連盟(AFC)公式サイトが報じた。クルブチにはウズベキスタン代表選手が多数おり、同国協会は代表アドバイザーへの就任も希望しているという。10月15日のW杯アジア最終予選日本-ウズベキスタン戦は、岡田ジャパンと新「ジーコ・チルドレン」の対決になるかもしれない。
AFC公式サイトは日本時間の22日夕方、ジーコ氏が同日夜にもタシケント入りし、クルブチと契約する見通しだと伝えた。20日には、W杯最終予選2連敗のウズベキスタン代表イニレーフ監督が解任され、後任にはクルブチをアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)8強に導いたカシモフ監督に決まった。それで空席となったクルブチ監督のイスに、ジーコ氏が座るという内容だ。
ロシアメディアによると、既にジーコ氏とウズベキスタン協会関係者が接触しており「協会とクラブ双方が、ジーコ氏にクルブチの監督と代表のアドバイザーになってほしいと願っている」と報じた。この日、クルブチ関係者は「イエスともノーとも言えない」と言葉を濁したが、10月15日の対戦を前に国を挙げて、日本サッカーを熟知するジーコ氏を引き入れようという意図がうかがわれる。
クルブチは、10日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦の代表18人中、7人(うち先発3人)を送り込む同国屈指の強豪だ。特に代表でも司令塔のMFジェパロフは左利きの技巧派で、ジーコ氏が日本代表監督時代に重用したMF中村俊に近い存在でもあり、岡田監督も名指しで警戒を強めている。ほかに先発に入った2人もFWバカエフ、MFハサノフと攻撃の軸となる選手だ。
仮にジーコ氏が監督に就けば、中村俊や中沢らジーコ・ジャパン時の教え子と、新たな「ジーコ・チルドレン」がW杯予選で対戦する構図になる。同時にクルブチはACL準々決勝でサイパ(イラン)に勝てば、同氏の古巣鹿島と準決勝で対戦する可能性もある。
この日、一報を聞いた岡田監督は「本当? へぇ~。ウズベキスタンはお金があるからね。僕は関係ないですけど」と受け流したが、ジーコ氏が「本格参戦」となれば、大きな脅威となりそうだ。【村上幸将】
[2008年9月23日8時15分 紙面から]
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