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香川、代表復帰へ岡ちゃん愛に1発/J2

視察に訪れた岡田代表監督(左)はC大阪MF香川(右)と笑顔で握手
視察に訪れた岡田代表監督(左)はC大阪MF香川(右)と笑顔で握手

<J2:C大阪6-0岐阜>◇第35節◇15日◇長良川

 J2C大阪のMF香川真司(19)が、日本代表岡田武史監督(52)の“ラブ視線”にゴールで応えた。アウェー岐阜戦の後半11分に右足で決め、6-0の勝利に貢献し、チームは4位に浮上。6月14日のタイ戦以来、日本代表からは遠ざかっているが、初めての御前試合で一発回答。MF松井が出場停止となる10月15日のW杯アジア最終予選ウズベキスタン戦(埼玉)での代表復帰も現実味を帯びてきた。

 岡田監督の愛をしっかり受け止めた香川が、右足を振り抜いた。後半11分、MF乾の右クロスを胸トラップし、ゴール中央に突き刺した。出場した試合では2試合連続ゴール(前節は出場停止)だ。同監督がC大阪の公式戦を視察に訪れたの初めて。それでも本人は「人の内容はよくなかった」と謙虚に話した。

 試合前には岡田監督と再会し、約10分の立ち話をした。「ドリブルで仕掛けすぎと注意された」。A代表とJ2の両立に悩み、5月から7月にかけ調子が落ちたと感じた時は、小学生時代に所属した神戸NKの練習に参加。大阪・豊能郡での合宿で小学生たちとプレーし、原点に戻った。北京五輪では3戦全敗と屈辱を味わったが、今度はW杯への夢を追いかける。

 岡田監督からは「体調も良くなってきている」と評価を受けた。MF松井が出場停止となる10月15日のウズベキスタン戦での代表復帰に向け、神戸FW大久保、横浜MF山瀬らとの争いが待つ。19歳は「J2で結果を残し続けることが代表につながる」と繰り返した。【奈島宏樹】

 [2008年9月16日11時4分 紙面から]


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